シンガポール国立大学とシンガポールの教育制度を解説
以前のブログで、シンガポール国立大学を訪問したことについて書きましたが、今回はシンガポールの教育制度について少し掘り下げてみたいと思います。
やはりシンガポールは非常に教育熱心な国で、高学歴重視の傾向が今もなお加速していると感じます。
以下、シンガポールの教育制度について簡単にまとめてみました。
1. 教育制度の概要
- 初等教育(Primary School):6年
- 小学校卒業時に「初等教育修了試験(PSLE)」を受け、その成績に基づいて進学先が決定。
- 中等教育(Secondary School):4〜5年
- PSLEの成績により、「特別コース(4年)」「普通コース(5年)」に振り分けられる。
- 高等教育(Pre-University):2〜3年
- Aレベル試験やポリテクニック、ジュニアカレッジなど、各進路に分かれて教育が行われる。
2. 言語教育の特徴
- 公用語は4つ
- 英語、中国語、マレー語、タミール語が公用語。
- 各民族が自分の「母語」を選択し、英語を共通言語として学ぶ。
- 小学校から英語で社会などの科目を学び、各民族の言語は第二言語として学習。
3. マルチリンガルの社会
- シンガポールの人々は、ほとんどが2言語以上を話す「マルチリンガル」。
- 私が出会った人々も、3〜4言語を自在に操っていたのが印象的。
4. 大学進学の現状
- 国内に6つの大学
- その中でも「シンガポール国立大学(NUS)」が最も難関。
- 「シンガポール経営大学(SMU)」はビジネス系で特に強く、国内外の学生に人気。
- 海外大学の分校もシンガポールに多数設立され、国内で世界レベルの教育を受けられる環境が整っている。
5. グローバル化と進学事情
- イギリス、アメリカ、オーストラリアなど海外の大学に進学する学生も多い。
- シンガポールにいながら海外の大学カリキュラムを受けられることから、進学率は上昇傾向。
6. 教育の重要性
- 国土が狭く、資源も乏しい都市国家シンガポールにとって、教育は未来を切り拓く最大の武器。
- 世界に通用する人材を育てるための徹底した教育システムがあり、そこに国家の意志と覚悟を強く感じた。
シンガポールの教育制度を学ぶことで、日本の教育と比較しながら、私たちの目指すべき未来について考えさせられました。
教育への情熱が、シンガポールの成長を支えているのだと改めて実感しました。
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守田 智司
愛知県蒲郡市にあるハイブリット学習塾/未来義塾の塾長。10代で愛知県から大阪、東京まで自転車で走破!大学中は、バックパック1つで、アメリカ1周。卒業後、アメリカ・アトランタにて「大工」を経験。帰国後15年間、大手進学塾の教室長・ブロック長として教壇に立ち、2005年独立。 大型自動二輪、小型船舶2級免許所得。釣り、ウォーキングが好き!作家は、重松清さん、音楽は、さだまさしさんが好き。「質より量より更新頻度」毎日ブログを更新しています。
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