「我以外皆我師」――出会いは、人生のビタミンだ!

 

 

昨日、ある方に会いに行った。

 

そこにたどり着くまでに、思った以上の時間と手間がかかった。

 

電話は通じず、実家に寄って連絡先を確認して、また別の人にお願いをして……。

 

正直、ここまでして会いに行くことになるとは思ってもみなかった。

 

 

 

けれど、ようやく会えたその場所で、

 

印象的だったのが一幅の宮本武蔵の掛け軸だった。

 

自然と話題は武蔵へと移り、

 

「五輪書」のこと、

 

そしてお互いが吉川英治の『宮本武蔵』を読んでいたこともわかり、思いがけず会話が弾んだ。

 

その中で、私はふと吉川英治の言葉を思い出し、口にした。

 

「我以外皆我師(われいがいみなわがし)――自分以外、すべての人が師」

 

その言葉が、自分でも驚くほど自然に出てきた。

 

きっと、それだけ深く心に残っていたのだと思う。

 

 

 

人生は、予想通りに進まないことの方が多い。

 

でも、だからこそ、そこに思いがけない気づきや学びが潜んでいる。

 

だとしたら、ちょっと手間がかかっても、遠回りに見えても、

 

自分のアンテナに引っかかった“ご縁”をたどってみることには、きっと意味がある。

 

得たい答えとは違っても、思ってもいなかった景色に出会うことがある。

 

そのすべてが、次の自分をつくっていく。

 

昨日は、そんなことを静かに思えた一日だった。

 

 

 

 

 

 

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守田 智司

愛知県蒲郡市にあるMANALABO代表。10代で愛知県から大阪、東京まで自転車で走破!大学中は、バックパック1つで、アメリカ1周。卒業後、アメリカ・アトランタにて「大工」を経験。帰国後15年間、大手進学塾の教室長・ブロック長として教壇に立ち、2005年独立。 大型自動二輪、小型船舶2級免許所得。釣り、ウォーキングが好き!作家は、重松清さん、音楽は、さだまさしさんが好き。「質より量より更新頻度」毎日ブログを更新しています。
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