To teach, to make

 

 

「教えること」がずっと自分の中心にあると思っていた。

 

でも、あきよし君と話していて、もう一つ大切な軸に気づいた。

 

それは、「作ること」。

 

単なる趣味ではない。

 

教えることと同じくらい、自分の中に深く根づいているもの。

 

塾の教室も、壁を塗り、机を並べ、手を動かしてつくってきた。

 

25歳のとき、アメリカで大工をしていた経験が、今の自分にちゃんとつながっている。

 

教えることが100%だと思っていたけど、作ることもまた、僕を構成する半分だった。

 

このふたつは、別々じゃなくて混じり合っている。

 

アインシュタインはこう言った。

 

“Creativity is intelligence having fun.”
(創造性とは、楽しんでいる知性である)

 

教えることも、作ることも、僕の知性であり、僕なりの遊びなのかもしれない。

 

これからも教えることは続けていく。

 

でも同時に、作ることにも本気で向き合いたい。

 

たとえば、古いものを再生して、次の人へ渡すような仕事。

 

100年前のちゃぶ台を直して、また誰かの暮らしの中で息を吹き返す――

 

そんな作業が、僕は好きだ。

 

そして、いつかそんな“作ること”をカタチにできる場所を持ちたい。

 

工房でも、ラボでも、ギャラリーでもいい。

 

人が集い、物も人も再生されていくような場所。

 

「未来とは、今である」とガンジーは言った。

“The future depends on what you do today.”

 

 

どんな形になるかはわからないけれど、まずは動いてみたい。

 

上手くいくか分からないけど、もがいてみたい。

 

不器用かもしれないけれど、それでも自分の手で形にしてみたい。

 

怖さもあるけれど、心が動く方へ進んでみたい。

 

教える。作る。

 

そして、場を育てる。

 

 

 

2024年。Bon Joviが新たに放った曲「Legendary」。この曲には、バンドの原点ともいえるエネルギーがあふれている。そして何より、ジョン・ボン・ジョヴィ自身が喉の手術を乗り越え、再びマイクの前に立ったという事実が、この歌に強さを与えている。

 

“I raise my hands up to the sky
And I feel legendary”
(空に手をあげると、まるで伝説の人になったような気がする)

 

この一節は、とてもシンプル。でも、自分を信じて立ち上がろうとする人にとっては、深く響く言葉だ。

 

“Every scar is a lesson
Every step is a blessing”
(すべての傷は、学び。すべての一歩が、恵み。)

 

痛みを経験しても、そのひとつひとつが意味を持つ。それを力に変えて、また歩き出す。そんな彼らの生き方そのものが、この歌に込められている。この曲に勇気づけられた。うまくいかないことがあっても、それも自分の物語の一部。そう思えるだけで、また一歩、前に進める気がした。この曲は、ただのロックナンバーじゃない。「生き方そのものが、もう伝説なんだ」と教えてくれる歌だ。

 

 

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守田 智司

愛知県蒲郡市にあるMANALABO代表。10代で愛知県から大阪、東京まで自転車で走破!大学中は、バックパック1つで、アメリカ1周。卒業後、アメリカ・アトランタにて「大工」を経験。帰国後15年間、大手進学塾の教室長・ブロック長として教壇に立ち、2005年独立。 大型自動二輪、小型船舶2級免許所得。釣り、ウォーキングが好き!作家は、重松清さん、音楽は、さだまさしさんが好き。「質より量より更新頻度」毎日ブログを更新しています。