忙しさの中の余白

5月。
テスト対策の時期。
高校説明会の準備。
忙しさが日ごとに増していく。
だからこそ、意識していることがある。
本を読むこと。
掃除をすること。
そして──
「与える心」を忘れないこと。
人は、忙しくなると
つい自分のことで精一杯になる。
それは人間の「認知資源」が限られているからだと、心理学では言われている。
でも、それに気づいたとき、
意識して「誰かのため」を考えることが
心の余白を守る力になる。
「何をしてあげれば喜ぶだろう?」
「今、自分にできる小さなことは?」
そう問いながら、
私は今日も、生徒一人ひとりに
声をかける。
「思いやりとは、他人の目で世界を見ること。」
— アルフレッド・アドラー
「最近、どう?」
「困っていることはない?」
「がんばってるね」
教育は関係性の中で育まれる。
これはヴィゴツキーの“発達の最近接領域”の考えに通じる。
言葉のやりとりが、
学びを広げ、心をつなぐ。
ひとつひとつの声がけが、
その子の未来に届いていく。
この曲はキャロル・キングが1971年に発表したアルバム『Tapestry(つづれおり)』に収録され、自ら作詞作曲を手がけました。同年、ジェームス・テイラーがカバーし、全米Billboard Hot 100で1位を獲得。グラミー賞でも最優秀楽曲賞を受賞し、世界中で愛されるスタンダードに。
“You just call out my name, and you know wherever I am, I’ll come running…”
つらいとき、孤独なときでも、あなたには味方がいる──そう語りかける一曲。

守田 智司

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