教えから学びへ; 教育にとって一番大切なこと (河出新書) 汐見 稔幸
本書が提唱する「学び」と「教育」の概念は、とても印象的でした。
特に「学び」とは情報を記憶することではなく、新しい回路を脳に作ることである、という言葉には深く共感しました。
私たちは単に知識を得るだけではなく、その知識をつなげ、新たな視点や行動につなげることが求められています。
子どもたちが熱中して学ぶ時間をつくることが「教育」とされるこの考えは、教育現場だけでなく、私自身の日常の中でも大切にしたいと思いました。
また、「発想はグローバルに、行動はローカルに」という考えは、現代社会において特に重要だと感じました。
私たちが直面する問題は、グローバルな視点なしには解決できない一方で、その解決への第一歩は身近なところから始める必要があります。
この視点を子どもたちにも伝え、広い視野を持ちながら実践的な行動が取れる力を育てていきたいと思います。
さらに、本書が示す「デザイン力」と「アート力」の概念は、これからの教育において欠かせない要素だと思いました。
デザイン力とは、社会と対話しながら問題解決につながるアイデアを見つける力。
アート力とは、自分の感情や考えをうまく形にする力。
この二つの力を組み合わせることで、新しい時代に求められる問題解決力が生まれるとされています。
私自身、このデザイン力とアート力をどう子どもたちに伝えられるかを考えさせられました。
塾という場でも、ただ与えられた問題に正解を求めるだけではなく、子どもたちが自分自身の感覚やアイデアを大切にし、それを形にするプロセスを経験できる環境を作ることが重要だと感じます。
例えば、日常の中での「なぜ?」を問い直し、そこから解決策を考え、さらにその解決策を表現するような活動を取り入れることで、この力を育てられるのではないかと考えています。
本書が語る「深い学び」の重要性は、子どもたちの未来だけでなく、私自身の学びのあり方にも問いを投げかけています。
学びの中で培ったデザイン力とアート力を持って、自分自身も社会や子どもたちと対話をしながら、より良い教育の形を模索していきたいと思いました。
そして、子どもたちが「生きているっていいな」と心から感じられるような学びの場を提供できるよう、これからも努力を重ねていきたいです。
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守田 智司
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