Stop to Notice

 

今朝、いつものように散歩をしていた。

でも、今日はちょっとだけ余裕があった。

すると、不思議なもので、自然と足が止まる。

 

 

道ばたに咲く、見慣れない白い花。

名前も知らない。けれど、

その静かさとたたずまいに、しばらく目を奪われた。

 

 

ふと気づく。

花は、いつも咲いていたのかもしれない。

私が、それに気づいていなかっただけだ。

 

 

忙しい日々の中では、こうした「まわり」に気が回らない。

目の前のことに追われて、景色はぼやけてしまう。

 

 

でも、立ち止まると——

風の音が聞こえる。

光の具合に気づく。

ひとつひとつの色が、くっきりと現れる。

 

 

「Almost everything will work again if you unplug it for a few minutes… including you.」

——Anne Lamott(作家)

「ほとんどのものは、少しコンセントを抜けばまた動き出す。人間も、そう。」

 

 

止まることは、後ろ向きじゃない。

それは、世界との再会であり、

自分との再接続でもある。

 

 

今日の花が教えてくれた。

「気づくこと」は、急いでいると見えなくなる。

だからこそ——

余裕がないときほど、

あえて足を止めることが大切なのだと。

 

 

 

 

Simon & Garfunkel の名曲「The Sound of Silence」には、まさに「静けさに意味がある」「立ち止まり、耳を澄ますことの大切さ」を象徴する一節がある。

Hello darkness, my old friend
I’ve come to talk with you again
Because a vision softly creeping
Left its seeds while I was sleeping

 

 

 

 

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守田 智司

愛知県蒲郡市にあるMANALABO代表。10代で愛知県から大阪、東京まで自転車で走破!大学中は、バックパック1つで、アメリカ1周。卒業後、アメリカ・アトランタにて「大工」を経験。帰国後15年間、大手進学塾の教室長・ブロック長として教壇に立ち、2005年独立。 大型自動二輪、小型船舶2級免許所得。釣り、ウォーキングが好き!作家は、重松清さん、音楽は、さだまさしさんが好き。「質より量より更新頻度」毎日ブログを更新しています。