「感情を爆発させる力」を勉強に活かす
筋トレをしていると、ある瞬間に「感情の爆発」が起こることがあります。
たとえば、ベンチプレスを10回やらなければいけないとき、7回目、8回目までは何とかこなせる。
でも、9回目、10回目になると、もう腕が動かない。
力が出ない。
でも、そのときこそ、感情を爆発させるんです。
感情を爆発させると、体の奥からエネルギーが湧き上がってきます。
その瞬間は自分の限界を越えるための鍵。
普段の生活では、なかなかこうした感情の爆発を感じる場面はありません。
でも、筋トレではその「限界に挑む瞬間」に出会えるのです。
そして、この経験は、ただ筋肉を鍛えるだけではなく、心にエンジンをかける大切なプロセスだと気づきました。
この「感情の爆発」という考え方は、勉強にも通じます。
勉強をしているとき、難しい問題に直面すると、「もう無理だ」と感じる瞬間があるでしょう。
その瞬間が9回目、10回目の筋トレと同じなのです。
そこを諦めずに「あと1問!」と感情を爆発させて挑む。その小さな「爆発」の積み重ねが、大きな成長につながります。
勉強も筋トレも、楽なところに止まっていては成長できません。
「もう無理」と感じるその先に、本当の力を引き出すチャンスがあるのです。
そのためには、限界を超える瞬間を「感情の爆発」で乗り越えることが重要です。
そして、その経験を繰り返すことで、心のエンジンがどんどん回り、やる気や達成感が生まれていきます。
「MANA LABO」でも、この「感情の爆発」を引き出す環境を作りたいと思っています。
生徒たちが「もう無理!」と思うところで「あと1問頑張ろう!」と挑戦できる。
そういう雰囲気を作ることで、勉強をただの作業ではなく、自分を成長させるプロセスに変えていきます。
守田 智司
最新記事 by 守田 智司 (全て見る)
- 「感情を爆発させる力」を勉強に活かす - 2025年1月19日
- 環境が変える「やる気」のスイッチ/無言の応援者 - 2025年1月19日
- 勉強しない子が増えた理由、そして私たちができること - 2025年1月19日
- 家庭で勉強しない中学生たち—保護者の10個の『生の声』から見えてくるもの - 2025年1月18日
- 共通テスト前日、リュックと添い寝ごはんの「未来予想図」を受験生と一緒に見た!『行ってらっしゃい!』 - 2025年1月17日