見たことのない世界に触れて!カンブリア宮殿『コロナから復活!JTBの大進化』を見て感じたこと!

先日、テレビ東京で放送されたJTBの山北社長のインタビューを拝見しました。
彼の「見たことのない世界に触れ、高揚感を感じる」という言葉がとても印象的でした。
特に、「これからの日本人がもっと世界に目を向け、海外へ飛び出していくべきだ」と語る姿には共感を覚え、改めて考えさせられることがありました。
1980年代後半、特に1987年には、運輸省が「海外旅行倍増計画」を策定し、日本人の海外旅行が急増した時代がありました。
当時は「異文化に触れること」が一つのたしなみとして共有され、多くの人が積極的に海外に目を向けていました。
しかし現在、日本人のパスポート保有率は約17%と大幅に低下しています。
その背景には、言語の壁や海外の治安への不安、円安の影響、さらには国内観光資源の豊かさがあると言われています。
私自身、アメリカ・アトランタで大工として働いていた頃、
「見たことのない世界」に触れるという経験をしました。
その中で忘れられない風景があります。
それは、ストーンマウンテンの山頂から見た「森の海」。
360度に広がる緑のじゅうたんと、その先に小さく見えるアトランタのダウンタウン。
この光景に初めて触れたとき、自分の中で何かが変わるのを感じました。
最初は言葉も文化も分からず、毎晩寂しさに涙する日々でした。
しかし、地元のボランティア英会話クラスで人とつながり、職場では異なる文化や宗教を持つ仲間たちと協力して働く中で、少しずつ視野が広がっていきました。
ストーンマウンテンの頂上で、「自分の悩みなんて小さい」と感じ、人生のリセットボタンが押されたような感覚がありました。
その経験が、山北社長の言葉「見たことのない世界に触れ、高揚感を感じる」と重なります。
異文化や新しい環境に飛び込むことは確かに怖いこともありますが、その先には必ず新しい発見があるのだと実感しました。
そんな現状を前に、私は改めて自分自身も世界へ旅立つ必要があると感じています。
まだ見たことのない世界を経験し、その旅で得たものを生徒たちにも伝えていきたいと思います。
異文化に触れることで得られる発見や感動を、言葉だけでなく、自らの経験を通じて共有したい。それが次世代を担う学生たちに、もっと世界への興味を持たせるきっかけになると信じています。
マナラボでも、学生たちが世界に目を向けるきっかけを提供できればと考えています。
私自身の経験を生かし、また異文化交流の機会を少しずつ作っていきたいと思っています。
世界は広く、多様な文化や価値観に触れることは、視野を広げる大切な経験です。
若い世代がもっと海外に興味を持ち、実際に足を運ぶことで、新たな発見や成長につなげてほしいと願っています。
見たことのない世界に触れることで得られる感動を、ぜひ多くの人に味わってほしいと思います。
守田 智司
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