受験対策に役立つ！愛知県公立高校『校内順位決定方式』の動画をYouTubeで再公開！
愛知県公立高校入試の重要ポイントを再解説！
以前制作した「校内順位決定方式」の解説動画をYouTubeにアップしました！
たくさんの反響をいただいたので、改めて皆さんにシェアします。
興味のある方はぜひご覧ください！
校内順位決定方法
愛知県の公立高校は自校の教育方針や生徒の特性に応じて、独自に校内順位の決定方法を設定することができるため、高校ごとに異なるアプローチが見られます。
校内順位の決定において調査書情報の内申点と学力検査の当日点合計の扱いについては、
各高等学校の裁量により、ⅠからⅤまでのいずれかの方式を選択することとしています。
まず最初に内申点と当日点は、以下のように計算されます。
評定得点：
調査書の「学習の記録」から9教科各5点満点で45点満点とし、これを2倍して90点満点とします。
学力検査得点：
5教科各22点満点の合計で110点満点とします。
これらの得点に対して、それぞれの学校や学科が異なる5つの方式（Ⅰ～Ⅴ）があります。
各方式の具体的な計算式は下記を参照して下さい。
分かりやすいように表にまとめると以下のようになります。
- Ⅰタイプ：均等型で、評定得点と学力検査得点を同等。
- Ⅱ、Ⅳタイプ：内申点重視型で、通知表の評定得点を重視します。
- Ⅲ、Ⅴタイプ：当時点重視型で、学力検査得点を重視します。
普通科では、当日点重視型の選択が多い
普通科では、
尾張学区で当日点重視型（Ⅲ）（34.8％）＋超当日点重視型（Ⅴ）（45.5％）＝80.3％
三河学区で当日点重視型（Ⅲ）（23.7％）＋超当日点重視型（Ⅴ）（36.9％）＝60.6％
と普通科の高校のほとんどが「学力検査の結果を重視する」タイプ(Ⅲ・Ⅴ)を選択しています。
2025年度(令和7年度)入試から中村高校(普通)、安城東高校(普通)、岡崎西高校(普通)、では、決定方式を「Ⅲ」から「Ⅴ」へ変更します。
ちなみに2024年度（令和6年度）に、千種高校(普通・国際教養)、名古屋西高校(普通)、津島高校(普通)、知立東高校(普通)が「Ⅲ」から「Ⅴ」へ変更しています。
正直、普通科の進学校は、Ⅲ→Ⅴ型に変更するところが目立ちますね！
その中で、令和7年度に注目すべきは、中堅校と呼ばれている進学校でも学力検査合計得点が、更に重視される点です。
専門学科・総合学科高校は、内申点重視型が多い！
では、専門学科・総合学科の高校どうでしょう？
「均等型」（Ⅰ）が49.0％
「内申点重視型」（Ⅱ）が20.2％、「超内申点重視型」（Ⅳ）が13.8％で合計33％
専門学科・総合学科の高校のほとんどが「内申点と当日点を同等に扱う」均等型の（Ⅰ）か、
通知表の評定得点を重視する内申点重視型の(Ⅱ・Ⅳ)を選択しています。
では、なぜ？均等型や内申重視型なのかと私なりに考えると
専門学科や総合学科の高校では、専門的な知識や技能を重視した教育が行われており、学科の特性に応じた多様な評価方法が必要だと思います。
通知表の内申点を重視することで、生徒の学力だけでなく、日々の努力や態度を総合的に評価し、試験結果に依存せず継続的な努力を反映させる評価の仕方が求められているのではないでしょうか。
以上の理由から、専門学科や総合学科の高校では、内申点を重視する評価方法が選択されているのだと思います。
本日のブログでは、令和7年度における各高校の順位決定方式について解説しました。
受験生の皆さんが志望校や気になる高校の順位決定方式を理解する一助となれば幸いです。
ぜひ参考にしてください。
令和7年度高校入試情報【受験生】
１．公立高校
(1) 一般選抜における各高等学校の面接実施の有無及び校内順位の決定方式
令和7年度一般選抜の面接実施の有無及び校内順位の決定方式
(2) 特色選抜を実施する高等学校・学科及び入学検査の内容
令和7年度特色選抜を実施する高等学校・学科及び入学検査の内容
(3) 令和7年度入学者選抜実施日程
令和7年度公立高等学校入学者選抜実施日程
２．私立高校
令和7年度入試験日程一覧
３．豊田高専
令和７年度募集要項
この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
今後も受験対策や最新情報をお届けしますので、ぜひ参考にしてください！
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
守田 智司
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