記述式がマークシート形式になるとどうなる、「要約問題や漢字は?」愛知県公立高校一般入試【国語】

記述式の問題が、マーク―シート形式になると、どの様な発問のされ方になるのか?
その発問の仕方を事前に理解しておくことは大切。
今回の愛知県教育委員会が令和4年度Aグループの学力検査を基に作成した例と実際の問題を見比べて
簡単に解説したいと思います。
受験生諸君の少しでも参考になれば・・・
国語の記述問題といえば、「要約問題」
令和4年度Aグループの「要約問題」は・・・
書き出しの語句が与えられ、それに続けて指定の語句を使い、60字以上~70字以内に要約する問題。
配点は、2点。
したがって、上位校を狙う受験生にとっては、合否を分ける難易度の高い1問でした。
愛知県の要約問題は全国的にも珍しい出題形式で、普段から教科書以外の文章を読み、読解力を身につけておくことが重要でした。
令和4年度Aグループの学力検査を基に作成した例
マークシート形式だと・・・
内容をまとめたものが既に提示され、
その内容に対する評価として適当でないものを2つ選択する問題に変更されている。
選択肢は、6択。
1つのマーク欄の中を2箇所ぬりつぶすっていうのは他のマークシート方式の試験ではみられない方法です。
漢字は?
令和4年度Aグループの「要約問題」は・・・
読み取り1問、書き取り1問でしたが・・・
令和4年度Aグループの学力検査を基に作成した例
読み取り問題は、「異なる意味」で用いられている漢字を含むものを選択する問題に変更され、
書き取りは、正しいものを選択するだけのもに変更されています。
先ほどもブログに買いましたが・・・
教育委員会が発表した今回の学力検査の問題と解答用紙の例は、あくまでも令和4年度の入試Aグループの学力検査問題を基に作成されています。
ですから、1つの例であって、安易に簡単になるということではありません。
問題そのものは、難化するかもしれません。
受験生は、マークシートだからといって油断せず、受験に向かってしっかり取り組んで下さい。

守田 智司

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