自ら考え、目標に向かって努力する力

今週に入って自習室は、中2生達が夕方から来て勉強している。
期末テストに向けて、積極的に勉強に取り組む姿勢が表れてきた。
ある中2生は、先週の土曜日から毎日自習室に来ている。
大切なのは、自分から積極的に行動すること。
いわゆる主体的であることだ。
人から言われて行動してもその時点で、その行動は”やらされている”ものであり、目標は達成できない。
自分の望んでいることを得ようとするなら、言われたことであれば、それ以上のことをして初めて人から認められるし、言われる前に自分から行動しているから結果が伴ってくる。
実際に、その中2生は、毎回の定期テストで順位を上げ続けている。
成績を上げたい、高校に本気で合格したいと思っているのなら、人に言われなきゃ自分の勉強がスタートできんのは、もうその時点であきらめた方がいい。
「自分から積極的に行動する」という動作は、別に勉強だけに限られた事じゃない。
社会に出て、仕事をするようになった時、
何も考えず言われたことしかできない、
いや言われたこともできないという人材は、
その職場においても厳しい目を向けられるのは間違いない。
言われてやった行動は、ただの作業なんだ。
いくら作業を何十回、何百回とこなしても、自ら考え、目標に向かって努力する力は、養うことはできやしない。
生徒諸君、自分から行動することの大切さを今一度考えてみてください。
同じことでも、自分から行動した時は、結果が大きく違ってくるはずだから。
やる気を他人に出させてもらわないといけない人間は、どっちにしてもいずれ行き詰まるものだよ。
守田 智司
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