From Zero to One

 

最近、新しいことに挑戦する機会が続いている。

 

年齢を重ねた今だからこそ、改めて感じるのは、「経験することの大切さ」だ。

 

頭の中で「ああしよう、こうしたらいいかも」と考えている間は、まだ安全地帯にいるのだと思う。

 

実際に一歩を踏み出して、自分の手で触れ、体で動いてみて、はじめて「本当の学び」が始まる。

 

もちろん、うまくいくとは限らない。

 

むしろ最初は、失敗することの方が多い。

 

それでもなお、「やってみる」ことが大事なんだと思う。

 

うまくいかなかったことには必ず理由がある。

 

その理由を考えることが、次の行動に繋がっていく。

 

どうすれば改善できるか、どんな方法が合っているか。

 

そんな発想が、失敗の中から自然と生まれてくる。

 

だから、1回目の経験をきちんと残しておくようにしている。

 

自分のノートや手帳に、

 

感じたこと、

 

気づいたこと、

 

誰かからもらったアドバイス、

 

自分の中で揺れた気持ち……

 

そういったものを全部書いておく。

 

後から見返すと、あのときの「未熟さ」や「迷い」が、思いのほか貴重な記録になっている。

 

そして、2回目に同じことをやってみると、明らかに1回目とは違う感覚になる。

 

気づくポイントが増え、動きが洗練され、判断が速くなる。

 

1回目の経験をきちんと残していたからこそ、修正点が明確になり、成功の確率がぐっと高まるのだ。

 


 

これは、生徒にもぜひ伝えたい。

 

テストの結果が思わしくなかったとき、その原因を「なんとなく」で流さないで、きちんと記録しておく。

 

勉強のやり方、時間の使い方、集中できなかった理由、前日何をしていたか……

 

そういう「一次情報」を残しておくことで、次に向かうときの対策が立てやすくなる。

 

私自身も、このように挑戦を繰り返してきた。

 

2回目、3回目と取り組むうちに、「前よりうまくできた」と実感できることが増えた。

 

その感覚は、静かに、しかし確実に、自分への信頼となって積み上がっていく。

 

年齢を重ねても、挑戦はできる。そして成長もできる。

 

それは私自身が証明しているし、これからもそうありたいと思う。

 

そしてそれは、若い君たちにとっても、まったく同じことが言えるはずだ。

 

失敗を恐れず、一歩を踏み出してみよう。

 

その経験をきちんと残し、次に活かしていくこと。

 

未来の自分が、きっとそれに感謝する日が来る。

 


 

 

Andra Dayの「Rise Up」は、ソウル/R&Bジャンルの力強いバラードで、困難や苦しみを抱える人々に寄り添い、何度でも立ち上がる勇気を与える楽曲として世界中で共感を呼びました。作詞・作曲はAndra DayとJennifer Decilveoによって手がけられ、全米ビルボードの「アダルトR&Bソング」チャートで1位を記録、グラミー賞にもノミネートされ、卒業式・社会運動・医療現場の応援映像などさまざまな感動的な場面で使用されています。


You’re broken down and tired of living life on a merry-go-round.
「君は打ちのめされ、疲れている。まるで同じ場所をぐるぐる回るような日々に。」

I’ll rise up, I’ll rise like the day. I’ll rise up, I’ll rise unafraid.
「私は立ち上がる。新しい朝のように。恐れずに、もう一度立ち上がる。」

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守田 智司

愛知県蒲郡市にあるMANALABO代表。10代で愛知県から大阪、東京まで自転車で走破!大学中は、バックパック1つで、アメリカ1周。卒業後、アメリカ・アトランタにて「大工」を経験。帰国後15年間、大手進学塾の教室長・ブロック長として教壇に立ち、2005年独立。 大型自動二輪、小型船舶2級免許所得。釣り、ウォーキングが好き!作家は、重松清さん、音楽は、さだまさしさんが好き。「質より量より更新頻度」毎日ブログを更新しています。