2025年 愛知県公立高校入試【理科】を解説! 予備校分析+実際に解いた感想

今回、私自身も実際に高校の入試問題を解いてみました。
そのうえで、佐鳴予備校・河合塾Wings東海・春日井市 平手塾 塾長の記事などを参考にしながら、2025年度 愛知県公立高校入試(理科)について総評をまとめました。
河合塾Wings東海
佐鳴予備校
春日井市 平手塾
試験の全体的な傾向
✅ バランスの取れた出題 → 例年通り、物理・化学・生物・地学の各分野から満遍なく出題されました。
✅ 問題数は全20問(2点問題が2問) → 1問ごとの配点が比較的均等で、知識の正確さが得点に直結する形式。
✅ 極端な難問はなし → ただし、受験生が誤答しやすい選択肢が多く、慎重な読み取りが必要な問題が多かった。
✅ 昨年よりやや易化 → 計算問題は多いが、実験数が減少し、データも比較的シンプルであったため、解きやすく感じられた。
注目すべきポイントと特徴
① 計算問題が多かった
今年の試験では、特に 電気回路・発熱量に関する計算問題 が目立ちました。
▶ 単なる公式暗記ではなく、数値を正しく代入し、計算できる力が求められた。
▶ 化学分野では、補助的なグラフが提示され、データを活用した解答が可能 だった。
② 実験器具の使い方に関する出題が3問
▶ 単なる知識問題ではなく、実験の目的・手順・考察 を含めた理解が必要だった。
▶ 実験結果を分析し、その意味を考えられるかがポイント。
③ 作図の知識が求められる問題
▶ 「光」に関する問題では、凸レンズの像の大きさを求める問題が出題。
▶ マークシート式でも作図の知識は必須! 練習しておくことが重要。
④ 例年の頻出単元が出題されなかった
▶ 「植物のつくりや蒸散」「仕事や力」「天気」などが出題されず、過去問を中心に学習していた生徒の中には戸惑いもあったかもしれない。
▶ 過去問の傾向だけに頼らず、幅広く学習することが大切!
今後の受験対策として
今回の試験を踏まえ、次年度以降の受験生に向けて、特に意識すべきポイントをまとめました。
📌 ① 基礎をしっかり固める
まずは、教科書の基本事項を確実に理解することが最優先!
📌 ② 計算問題を重点的に対策
電気・発熱量・化学の計算問題は、公式の理解+実際に手を動かして計算練習 をする。
📌 ③ 実験問題の考察力を鍛える
実験の 手順・目的・結果の関係 をしっかり整理し、問題を解く際に活用できるようにする。
📌 ④ 作図問題の練習を怠らない
特に光・凸レンズ・反射の作図 は、しっかり手を動かして練習しておくことが重要!
📌 ⑤ 幅広い分野の知識をまんべんなく学ぶ
過去問の傾向だけでなく、出題範囲全体をしっかりカバーする学習 が求められる。
まとめ
今年の理科の入試問題は、計算問題が多かったものの、全体的にはやや易化。 ただし、実験器具の使い方・作図問題など、基礎理解だけでは対応しづらい部分もあり、思考力や読解力が問われる試験 でした。
来年度の受験生は、基礎知識を確実に身につけることを前提に、「計算」「実験」「作図」の対策をバランスよく行うことが重要!受験勉強を進める際には、単なる暗記ではなく「なぜそうなるのか?」を意識しながら学習することが、高得点へのカギとなるでしょう。
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守田 智司
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