2024年を振り返って
気がつけば、今年もあと1日。
本当に早いもので、この1年を振り返る時期になりました。
改めて思うのは、今年のテーマは間違いなく「行動力」だったということです。
振り返ると、スタートは決して順調ではありませんでした。
1月1日、新年早々にメニエール病が再発して、もう立てないほどのめまいに襲われて。
3日間、本当に苦しかったのを覚えています。
その後も3月にまためまいがやってきて、「このままで大丈夫だろうか」と不安を感じながらのスタートでした。
そんな中で、ふと思ったのが「もう我慢するのはやめよう」ということでした。
これまでストイックにやるのが美徳だと思って、健康や心のゆとりを犠牲にしてきました。
でも、それじゃダメだと気づいたんです。
もっと楽に、自分らしく生きようと。そのためには、気にしすぎない自分を作ることが大事だと感じました。
還暦と大きな転機
今年の7月に還暦を迎えた時、「このままじゃいけない」と思いました。
それまでの自分は、気にしすぎて行動を抑制し、エネルギーをどんどん消耗して空っぽになっていたんです。
「自分を変えるにはどうしたらいいだろう」と考えた時、ふと思いついたのが「娘が学んでいるマレーシアに行こう」ということでした。
20年ぶりの海外旅行ですよ!
9月にシンガポールとマレーシアを訪れたんですが、これが本当に大きな転機になりました。
新しい環境で、言葉が通じなくて戸惑うこともありました。
でも、それ以上に「冒険」のような感覚を味わえたんです。
自分の殻を破り、新しい経験を楽しむことで、60歳を迎えた自分にまた活力が生まれた瞬間でした。
心も体も、まさにエネルギーをチャージしてもらえた感覚です。
ポジティブな環境づくりの大切さ
この旅を通じて、「自分の周りをポジティブな環境に保つこと」がいかに大事かを実感しました。
人と付き合い、どんな本を読み、どんな場所に行くか。
これらの選択次第で、自分の環境は大きく変わります。
ネガティブなエネルギーを遠ざけ、元気と笑顔が溢れる環境を自分で作ること。
それが新しいエネルギーを生み出し、行動力につながるんだなと感じました。
塾見学で得た刺激
旅行から帰国後、新しい塾を作るために、川崎や名古屋で塾の見学をさせてもらう機会がありました。
それぞれの塾で感じたのは、日々の積み重ねで自分たちの塾を進化させようとする先生方の圧倒的な熱量と努力です。
地域に貢献し、生徒の成長を本気で支え、学力を向上させるために取り組んでいる先生方の姿に、私自身も大きな刺激を受けました。
「こんなに頑張っている人が全国にたくさんいるんだ」と思うと、自分も負けていられないなと。
これもまた、エネルギーをチャージするきっかけになりました。
新たな挑戦への意欲
2024年のスタートは最悪でしたが、ポジティブな転機を得たことで、2025年を迎える準備が整いました。
還暦を迎えたことで、「自分の残りの人生でどれだけの熱意を注げるのか」と改めて考えるようになりました。
そして、ちょうど塾が20周年を迎える節目でもある今、新しい塾を作りたいという思いが湧き上がってきました。
これまでのやり方にとらわれず、自分の理想を形にする塾を作りたい。
そんな熱意が今の私を突き動かしています。
今年1年は、困難の連続で、失敗もたくさんありました。
でも、その中で気づいたのは「行動力」の大切さです。
理想を描くだけでは何も変わらない。
まず一歩を踏み出すこと。
これが未来を切り開く力になるんだと実感した1年でした。
あらたな2025年、目標に向かって一歩一歩進んでいきたいと思います。
さて、2024年もいよいよ終わりを迎えます。
今年一年、皆さまには大変お世話になりました。
たくさんのご支援や励ましをいただき、心より感謝申し上げます。
2025年が、皆さまにとって素晴らしい年となりますよう、心からお祈りしております。
どうぞ良いお年をお迎えください。
守田 智司
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