シンガポールの朝、散歩しながら「リー•クワンユー」について学んでみた【塾長シンガポール日記➁】

今回のシンガポール訪問で、どうしてもやりたかったことが一つある。
それは、中田敦彦氏のYouTube大学でのリー・クアンユー授業を、シンガポールの早朝、静かな街並みを歩きながら聞くことだ。
実は、私は日本でもこの2年間、毎朝ウォーキングをしながらあっちゃんの授業を聞いてきた。
その中でも特に印象的だったのが、シンガポールの初代首相リー・クアンユーについての授業だ。
この授業を、彼の国であるシンガポールの街を実際に歩きながら聞いてみたい、そんな思いをずっと抱いていた。
そして、ついに今朝、その念願が叶った。
シンガポールは、東南アジアに位置する小さな島国だ。
面積は東京23区より少し大きい程度だが、なんと560万人もの人々が住んでいる、世界で2番目に人口密度が高い国だという。
人口の約75%が中華系であり、その他にマレー系やインド系、そしてヨーロッパ系や他のアジア系など、多民族が共存する独特な社会を形成している。
短い距離を移動するだけで、まるで違う民族のエリアに足を踏み入れたかのような感覚になるのが、この国の特徴だ。
今朝の散歩は、ラベンダー駅からMRTで2駅分の距離、約30分ほど歩いただけだが、その間に感じたものはとてつもなく大きかった。
静まり返った街に流れる涼しい朝の空気。どこからか聞こえる多様な言語。
すれ違う人々から感じる異なる文化の匂い。
それらすべてが、リー・クアンユーの授業を受けながら、まるで教科書に描かれた内容が目の前に現実として広がるような、そんな感覚にさせてくれた。
シンガポールという国は、多文化主義を掲げ、民族間の共有と相互尊重を大切にしている。
だからこそ、ほんの数十分歩いただけで、違う文化圏に触れることができるのだ。
この感覚は、実際に歩いてみなければわからないものだ。
そして、それを体感しながらリー・クアンユーについて学ぶというのは、まさに私にとって最高の授業だった。
シンガポールの早朝、静かに広がる街並みの中で、私はリー・クアンユーと共に歩いた気持ちになった。
これこそ、私がシンガポールの旅でで一番したかった時間だった。
守田 智司
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