努力が実を結ぶ夏「自習室で育む未来への一歩」
夏休みも残り2週間となりました。
今日も自習室で、熱心に勉強する高校生の姿が見られます。
卒塾生だった子が、大学受験を目指し、再びこの塾に戻り、自習室を使いたいと申し出てくれました。
土曜日も日曜日も、お盆休みも、この夏休みの間、朝9時から夜9時まで、寡黙に鉛筆を走らせ、辞書を引きながら、受験勉強に真剣に取り組んでいます。
毎日その姿を見続けてきましたが、きっとこの光景は、彼らが合格を勝ち取るまで続くのでしょう。
先日、彼らに「この夏休みの自習室での勉強はどうだった?」と尋ねてみました。
すると、「先生、やることがどんどん増えていくんです。やらなくちゃいけないことが増えていく。時間が足りない」と答えてくれました。
それを聞いて、私は思わず微笑んでしまいました。
そう、それは彼らが真剣に受験に向き合っている証拠です。
自分の不足を感じ取り、それに気づきながら勉強に励む姿勢こそ、彼らの本気度を物語っています。
大学入試に向かう彼らの姿を見ていると、まさに人生で最も勉強する時期だと感じずにはいられません。
毎日コツコツと、10時間も12時間も机に向かって努力するその姿に、私は塾の先生として、半ば親のような気持ちで大きな刺激を受けています。
だからこそ、少しでも彼らの勉強環境を良くしたい、気持ちよく集中して勉強できる自習室を提供したいと強く思っています。
このお盆休みも返上して、彼らのために自習室のDIYを行いました。
明日は業者と再び話をして、さらに自習室のフロアリングについて打ち合わせをする予定です。
自習室はもっと良くなりますので、楽しみにしていてください。
「努力は裏切らない」という言葉がありますが、彼らを見ていると、その言葉が彼らのためにあるのだと思います。
しかし、実際には努力が結果に結びつかないことも多くあります。
私自身も、努力が報われないことを何度も経験してきました。
それでも努力することには意味があると思っています。
なぜなら、努力が裏切られることも含めて、それを経験しなければ、努力とは何なのかを理解することは難しいからです。
努力することには、結果がどうであれ、大きな意味があるのです。
高校生にとって大学受験は、そうした経験を積む絶好の機会です。
彼らの背中を見ていると、私自身も本当に刺激を受けています。
これからの半年間、彼らに少しでも良いアドバイスを届け、支えになれるよう、一生懸命応援していきたいと思います。
守田 智司
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