「時」は人生のテスト。

今朝は、5時に起きて散歩でした。
朝は、静けさが伴っていいですね。
車がほとんど走らない幹線道路。
小鳥のさえずり。
行き違う人たちと交わす「おはようございます。」
というあいさつ。
腕にまとわりつく少しだけひんやりとした朝の空気。
ゆっくり、ゆっくり歩きながら近くの神社に向かいました。
私達には、過ぎ去った「時間」を支配する力はありません。
しかし、これから臨もうとする「時間の使い方」を選択することはできます。
ある本に書かれていましたが、「時」は人生のテストだと。
散歩しながら、
仕事の時間、
家庭の時間、
孤独の時間の三つをうまくバランスさせるよう心がけていければと思いました。
特に、孤独にものを思う時間を大切にできればと思っています。
吉田兼好は、
徒然草の中で
「つれづれわぶる人は、いかなる心ならん。まぎるるかたなく、ただ一人あるのみこそよけれ。」
と歌っています。
することがなくて退屈なことを嘆く人とはどういう心持ちであろう。
世俗のことに心を煩わされず、一人孤独に居ることこそよいというのに。
心の充実感、充足感は時間の長さに比例するのではなく、
たとえ10分間でも、
散歩したり、
部屋の片隅でも、
海原の前で釣りをしながらでも、
ひとりになって静まることで得られるものなのです。
これからも朝少し早く起き、
誰にも会う前に、
静まりかえって、
自分と向き合うことを大切にできればと思います。

守田 智司

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