どんな時に勉強は、はかどるのでしょうか?

30年間学習塾で多くの生徒を見てきて、
集中力があり、
勉強がはかどっている生徒には
一つの共通点があります。
当たり前といえば当たり前の事なのですが
姿勢が良いんです。
スポーツ選手が実力向上や
スランプから脱出するために
フォームを改善する話はよく聞きます。
フォームが乱れるとパフォーマンスがしっかり発揮できない。
それは、スポーツも勉強も同じだと思います。
実際に姿勢の良い生徒達と
悪い生徒達で計算問題を解く実験したところ、
姿勢の良い生徒達の方が正答率が高かったという調査結果があります。

脳の血流が体の姿勢と関係するからだと言われています。
背筋をまっすぐ伸ばすことで呼吸が深くなり、
血液の循環が良くなります。
その結果、脳まで酸素がぐんぐん行き渡り、
集中力がUPするわけです。
逆に猫背や前傾姿勢で目が机に近かったりすると、
呼吸が浅くなり血流も悪くなります。
そうすると、脳までなかなか酸素が行き渡らず、
酸素不足のため回転が鈍ってしまい眠たくなってしまいます
あくびがそうですよね?
眠気や退屈感があくびを誘うのですが、
結局のところ脳の働きが鈍くなってきた証拠なんです。
空気を深く吸い込み新しい酸素をたくさん補給して
脳の活動を活発にさせないといけません。
さぁ、生徒諸君、背筋を伸ばして机に向かって下さい。
正しい姿勢は、正しい位置に内蔵を保ち、
全身の筋肉をまんべんなく使うと同時に、
もっとも疲れにくいといいます。
健やかな肉体と精神を育むために、
正しい姿勢は土台になるのです。
石川真理子さんの言葉
守田 智司
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