教育とは、相手が1人で課題を解決できるようにすることだと思う。
子供達は、聞いているようで聞いていない。
また、見ているようで、しっかりみていない。
だから、話しかける時は、
生徒の目を見て話しかける。
特に注意する時には、反射的に注意することは極力避ける。
感情的な言葉が口からこぼれそうになる時は、
頭の中で何度か噛み砕き、
咀嚼しながら言葉を組み立てる。
言葉は、相手が理解できなければ届かない。
それが、小学生や中学生ならなおさらだ。
もちろん、反射的に発する言葉、
直感的な行動も時としてぶつけることも大切だと思う。
物事には、タイミングというのがあるから、
上手くお互いの凹凸がかち合えば、
うまくかみ合い、想像以上の結果をもたらせてくれる。
しかし、そんなことは、
100回に1回程度のことだ。
大切なのは、自分が言いたいことを浴びさせることではなく、
基軸は、絶えず相手の立場に立って考え、言葉を選ぶことだ。
子育てにしても、
人の育て方にしても難しいものだ。
だからよく迷う。
毎日、迷ってばかりだ。
私は、迷った時には、こう自分に質問するようにしている。
「この体験を通して、この子は何を学ぶだろうか?」と。
そうすると、自分がどう振る舞うべきか、
どう言葉をかけるべきか?
その答えを見つけることができるのだ。
教育とは、相手が1人で課題を解決できるようにすることだと思う。
うちの塾は、それを実践する学舎でありたい。
守田 智司
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