「迎春」新年を迎える準備で、活気づいている大宮神社へ

2022年も残すところ1日。
3年ぶりに行動制限のない年末年始とあって、迎春準備のために
年行司として朝から大宮神社へ行って清掃してきました。

当番年行司の方々が、境内の門松の取り付けやのぼりなどの準備をされている横で、
我々は落ち葉掃きに追われます。
境内には、落葉樹が多いので、あちらこちらにたまっている落ち葉を竹ぼうきで集めます。

1時間の清掃でこの袋の数。
神職の仕事は、掃除に始まり掃除に終わるといわれるのがよくわかります。
今朝は、お天気がよかったので溜まっていた落ち葉を掃いて、境内がすっきりしました。
不思議なものですが、掃除すると心もスッキリするんですよね。

いにしえの人々は、元旦に 年神さまがやってきて、人びとに新しい年齢を一つ授けると考えていたそうです。
また、年齢のほかに年神様がもってくるものが新しい年の良い運気。
大晦日に良いことも嫌なことも、いったん全てリセットされるとされていました。
だから、元旦に新しい良い運気を神さまから授けてもらえれば、その1年はすべてよい年になると考えられ・・・
新しい良い運気を年神様から頂くために、年末から大掃除をして心身を清め、門松を立て元日の準備をしていたわけです。

年の納めの準備と、その先に控えるお正月を芽出度く迎えるための準備に
多くの年行司たちが集まり、
境内が活気づいている感じ、
そして2023年に向けてなんだかワクワクしてきました。
守田 智司
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