この時期、中3受験生1人1人と話をする時間を大切にしています。

今月に入ってから各中学校でスタートし始めた、
進路を決めるための個人懇談会。
この時期、特に意識しているのが中3生1人1人とよく会話をすることだ。
自習室に毎日のようにくる彼らには、
今日はA君、
明日は、B君とCさんという具合に、進路のことで不安は無いか?
体調はいいか?
勉強のことで悩んでいることはないか?
などなど彼らの心の内の声を聴くことに注力している。
発した言葉や、顔の表情、また自習室での机に向かっている姿勢など・・・
そんなこと1つ1つを気にかけながら、朝の散歩中に生徒の顔を思い浮かべている。
塾の先生という仕事は、考えてみれば他と比べてずいぶん特殊なものです。
向き合うのものは、書類でもパソコンでもなく、
来る日も来る日も、塾に来る生徒1人1人と向き合うからです。
向き合うというのは、何か特別なことではなく、
こうして、生徒のことを考える時間を持つことだったり、
生徒の学習の様子を毎日観察したりすることだったりします。
ノート1つとっても、彼らの肉筆で書かれています。
それは、パソコンやスマホの文字とは違います。
だから、彼らは、ごまかしも、手抜きもできません。
キチンとノートを見れば、本当にその生徒について多くのことがわかるものです。
私が好きだった小学校の頃の先生は、小学校6年生の担任の先生。
怒ると凄く怖いのだが、いつも提出した宿題のノートには、先生が小さな文字で、びっしりとメッセージを書いてくれていました。
子供ながらに分るのです。
一生懸命書いてくれた先生のメッセージは、「いつも、君のことを見ているよ」という愛があったことを。
子供は、教師がパソコンで書類を作成している姿に信頼するのでもなければ、
会議のプレゼン準備に奮闘している姿に心を開くのではありません。
どれだけ、自分に真剣に向き合ってくれたか?
それに尽きるのではないでしょうか?
守田 智司
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