AI時代の到来と“学び続ける力”──なぜリスキリングが必要なのか

私たちは今、かつてないほど大きな変化の中にいます。

AI、インターネット、デジタル化──これらが社会のあり方を根本から変えつつあります。

かつては「18〜22歳までに学んだこと」で60歳や65歳まで働き続けられる時代でした。

しかし今、その前提は完全に崩れました。

企業でも若い人でも、そして60代の私たちでも、

“学び続けること”が生き方そのものを左右する時代になっています。

この“学び続ける力”を支えるキーワードが、

最近よく耳にする 「リスキリング(Reskilling)」=再学習 です。

 


リスキリングとは何か?

リスキリングとは、

新しい働き方や技術に合わせて「新しいスキルを学び直すこと」 を指します。

・仕事のやり方が変わる
・テクノロジーが変わる
・社会のスピードが変わる

こうした変化に“適応し続ける”ための学びです。

政府や企業が「リスキリング支援」を本格化させているのは、

社会構造が根本から変わっているからです。

人生100年時代──学びは一度では終わらない

寿命が延びたことで、働く期間も長くなりました。

これからの人生は、

学ぶ → 働く → 学び直す → 再び働く

というサイクルが当たり前になります。

学び直しは、キャリアを守るためだけではありません。

「自分らしさを更新し続けるためのチャンス」 にもなります。

年齢に関係なく、何度でもスタートし直せる。

それが人生100年時代の強みでもあります。

 


AIは“仕事を奪う”のではなく“仕事を変える”

AIの進化に不安を覚える人は多いですが、

AIは単に「人の仕事を奪う存在」ではありません。

AIが得意なことは機械に任せ、
私たちは、

・人と関わる仕事
・創造する仕事
・問題を発見し、解決する仕事
・新しい価値を生む仕事

に集中できるようになります。

つまり、

人が磨けば磨くほど輝く力こそ、これから価値が高まる のです。

塾の先生として子どもたちへ伝えたいこと

私は塾の先生として、そして一人の社会人として強く感じます。

「学ぶ力」は、どんな時代でも通用する“本当の武器”です。

これからの世界では、

・正解を覚える力
ではなく
・自分で学び続ける力
・新しいことに挑戦する力
・失敗しても立ち上がる力

を持つ子どもが強くなります。

成績も大切ですが、その土台にある

“学び続けられる心” を育てることが最も重要です。

 


AI時代は、“努力できる子”よりも

“学び続ける子”が強くなる時代です。

大人も子どもも、学びは「いつでもやり直せる」

私自身、60歳になってからAIを学び、文章を学び、新しい働き方にも挑戦しています。

学ぶことで新しい世界が拓けていきました。

だから子どもたちにも伝えたい。

「学ぶことをやめなければ、未来はいつでも明るい」

大人も例外ではありません。

学び続ける姿を子どもに見せることが、最高の教育になると信じています。

 


教育とは、“未来への投資”

塾は、成績を上げる場所であると同時に、

「学び続ける姿勢」を育てる場所 でもあります。

AIが進化しても、時代が変わっても、

自分で学び、考え、未来を切り開いていく力を持つ子は強いです。

私たちは、ただ知識を教えるのではなく

「学ぶ力」「未来をつくる力」

を子どもたちに渡していきたい。

そして大人である自身も、

学び続ける姿で子どもたちに示していきたいと思います。

 

 

最後に

AI時代は、学びが“特別なもの”ではなく

人生を豊かにするための習慣になります。

子どもも大人も、今からでも遅くありません。

学びを続ける限り、人生は何度でも新しくできます。

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守田 智司

愛知県蒲郡市にあるMANALABO代表。10代で愛知県から大阪、東京まで自転車で走破!大学中は、バックパック1つで、アメリカ1周。卒業後、アメリカ・アトランタにて「大工」を経験。帰国後15年間、大手進学塾の教室長・ブロック長として教壇に立ち、2005年独立。 大型自動二輪、小型船舶2級免許所得。釣り、ウォーキングが好き!作家は、重松清さん、音楽は、さだまさしさんが好き。「質より量より更新頻度」毎日ブログを更新しています。