新しいものを掴みたければ、今持っているものを手放さなければならない。

毎朝歩きながら、気づきがある。
新しいものを掴みたければ、今持っているものを手放さなければならない。
人間には執着心があり、それを手放さなければ新しいものは生まれてこない。
だからこそ、一旦空白を作ることが大切なのだ。
何かを掴み続けていると前に進めなくなる。
逆に、手を離すことで新しいものを掴める余白が生まれる。
この考え方は、日本の「禅」に通じるものがある。
禅では「心を空にすることで、本当に必要なものが見えてくる」と言う。
歩きながら、頭の中のファイルを整理し、新しい道を見つけようとするのは、まさに禅的な行為だ。
そうしているうちに、自分が今「新しい学舎」を始めようとしている理由が改めて明確になった。
なぜ「未来義塾」を手放し、新たな挑戦をしようとしているのか。
それは、過去の自分が正しいと信じていたものに執着せず、本当に時代に合ったものを生み出したいという思いからだった。
「執着を手放す」とは、単に過去を捨てることではない。
本当に大切なものを見極め、新しい価値を生み出すための作業なのだ。
これは「創造のための手放し」だ。
西洋の哲学者ヘラクレイトスは「万物は流転する(すべてのものは流れ続ける)」と言った。
変化こそが唯一の真理であり、変化を恐れずに受け入れることで、自分自身も進化していく。
毎日毎日、自分は変化している。
しかし、人は今の自分にとどまろうとするものだ。
今日も朝の散歩で、自分の考え方を整理することができた。
そしてまた、夜と朝の狭間の中で、新しい自分を探し続けていこう。
守田 智司
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