新しいものを掴みたければ、今持っているものを手放さなければならない。

 

毎朝歩きながら、気づきがある。

 

新しいものを掴みたければ、今持っているものを手放さなければならない。

 

人間には執着心があり、それを手放さなければ新しいものは生まれてこない。

 

だからこそ、一旦空白を作ることが大切なのだ。

 

何かを掴み続けていると前に進めなくなる。

 

逆に、手を離すことで新しいものを掴める余白が生まれる。

 

この考え方は、日本の「禅」に通じるものがある。

 

禅では「心を空にすることで、本当に必要なものが見えてくる」と言う。

 

歩きながら、頭の中のファイルを整理し、新しい道を見つけようとするのは、まさに禅的な行為だ。

 

そうしているうちに、自分が今「新しい学舎」を始めようとしている理由が改めて明確になった。

 

なぜ「未来義塾」を手放し、新たな挑戦をしようとしているのか。

 

それは、過去の自分が正しいと信じていたものに執着せず、本当に時代に合ったものを生み出したいという思いからだった。

 

「執着を手放す」とは、単に過去を捨てることではない。

 

本当に大切なものを見極め、新しい価値を生み出すための作業なのだ。

 

これは「創造のための手放し」だ。

 

西洋の哲学者ヘラクレイトスは「万物は流転する(すべてのものは流れ続ける)」と言った。

 

変化こそが唯一の真理であり、変化を恐れずに受け入れることで、自分自身も進化していく。

 

毎日毎日、自分は変化している。

 

しかし、人は今の自分にとどまろうとするものだ。

 

今日も朝の散歩で、自分の考え方を整理することができた。

 

そしてまた、夜と朝の狭間の中で、新しい自分を探し続けていこう。

 

 

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守田 智司

愛知県蒲郡市にあるハイブリット学習塾/未来義塾の塾長。10代で愛知県から大阪、東京まで自転車で走破!大学中は、バックパック1つで、アメリカ1周。卒業後、アメリカ・アトランタにて「大工」を経験。帰国後15年間、大手進学塾の教室長・ブロック長として教壇に立ち、2005年独立。 大型自動二輪、小型船舶2級免許所得。釣り、ウォーキングが好き!作家は、重松清さん、音楽は、さだまさしさんが好き。「質より量より更新頻度」毎日ブログを更新しています。