【高校勉強法0講座】中学は序盤、高校から本番!

高校の勉強は中学と全く違う!

 

高校生になってまず驚くのが、授業や宿題、テストの違いです。

 

特に圧倒されるのが科目数の多さでしょう。数学だけでも「数学I」と「数学A」、英語だけでも「英語コミュニケーション」「論理・表現」など、単純に中学の2倍以上の範囲を学ぶことになります。

 

当然、それぞれに対応した勉強法が必要です。

 

さらに、高校には中学にはなかった新しい科目も増えます。

 

国語:現代文・古文・漢文が独立

数学:数学I・数学A・数学II・数学B・数学III(文理で異なる)

理科:物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎、さらに発展科目として物理・化学・生物・地学

社会:地理総合・歴史総合・公共、さらに世界史・日本史・政治経済・倫理など

英語:コミュニケーション英語・英語表現

 

 

特に英語に関しては、中学で習う単語の数が 約1,200語 なのに対し、高校では 約2,500語〜3,000語 もの単語を学ぶ必要があります。つまり、英単語の量だけでも 2倍以上 になるのです。

 

 

高校と中学の最大の違い

1. 学習量の違い

 

高校の勉強量は中学の 5倍〜10倍 になると言われています。

 

中学では1年間で学ぶ範囲がある程度限られていますが、高校では 3年間を通して膨大な量の知識を身につけなければならず、その分 日々の学習量が圧倒的に多くなります

 

また、授業のスピードも非常に速くなり、1回の授業で大量の内容をカバーするため、「少し気を抜いたらすぐに置いていかれる」状況が当たり前になります。

 

中学では定期テスト前に詰め込むだけで何とかなることもありましたが、高校ではそれが通用しません。

 

日々の積み重ねが非常に重要になります。

 

 

2. 学習難易度の違い

 

中学では基礎的な知識を学ぶことが多く、比較的シンプルな内容を扱います。

 

しかし、高校では より抽象的で高度な内容 を扱うため、単に暗記するだけでは対応できません。

 

例えば、数学では中学までの「計算問題」が中心だったのに対し、高校では「論理的思考力」が求められます。

 

英語では単語や文法を覚えるだけでなく、長文読解や英作文などの実践的なスキルが必要になります。

 

さらに、理科や社会も細かく分かれ、分野ごとに深く学ぶ必要があります。

 

例えば、物理基礎・化学基礎などの科目は、それぞれ独立した知識を身につけなければならず、1つの教科の中に複数の難関が存在するのです。

 

 

3. 学習環境の違い

 

 

高校では「周囲のレベルの高さ」も中学との大きな違いです。

 

進学校に進めば、周囲は自分と同等かそれ以上の学力を持つ生徒ばかり になります。

 

そのため、「中学ではトップだったのに、高校では平均以下になってしまった」と感じることも少なくありません。

 

また、高校生になると、授業以外にも 部活や学校行事、模試、大学説明会など、やるべきことが格段に増えます

 

 

限られた時間の中で効率的に勉強する力が求められるのです。

 

さらに、先生のサポートが少なくなる ことも特徴のひとつです。

 

中学では先生が細かくフォローしてくれましたが、高校では 「自分で理解する」ことが前提 になります。

 

分からないことがあっても、待っていても誰も教えてくれません。

 

自ら積極的に学ぶ姿勢が求められます。

 

 

高校の成績は「学習時間 × 学習効率」で決まる

 

 

 

高校の成績を決める要素は、学習時間と学習効率 です。

 

特に重要なのは 学習時間 です。

 

十分な学習時間を確保しなければ、成績は絶対に上がりません。

 

よく高校生が「高校3年生になってから」「部活が終わってから」受験勉強を本気で始めればいいと思いがちですが、それでは遅すぎます。

 

移動時間を有効に使ったり、朝早く起きたりするのは当たり前で、そこに頼るだけでは不十分です。

 

答えは、受験勉強を早く始めること。これに尽きます。

 

「勉強時間は3年生になってから考えればいい」などと思わず、高校1年生のうちから受験を意識した学習習慣をつけることが最も重要 です。

 

1・2年生の勉強をサボると、3年生になってから挽回しようとしても時間が足りなくなります。

 

なぜなら、3年生の範囲は入試で頻繁に出題される重要な内容ですが、1・2年生の知識がなければ理解すること自体が難しくなるからです。

 

さらに、1・2年生の復習に時間を取られると、3年生の学習範囲をこなす時間がなくなり、受験対策が間に合わなくなります。

 

つまり、1・2年生のうちに学習習慣を確立し、基礎を固めないと、3年生になった時点で手遅れになる可能性が高い ということです。

 

 

 

まとめ

 

 

高校の勉強量は中学の5〜10倍になる

難易度が格段に上がり、暗記だけでは対応できない

周囲のレベルが高く、自分で学ぶ姿勢が求められる

時間の使い方が重要になり、1・2年生からの積み重ねが不可欠

 

まずはこの違いを理解し、高校での学習をどのように進めるかを考えることが重要 です。

 

 

 

MANA LABO説明会のお知らせ

3月説明会の日程!
3月23日(日)時間:AM10:00~11:30 【参加申込受付中!】

上記の日程で説明会を開催いたします。対象学年は、小学生から中学生までとなっております。ご興味のある方は、ぜひお気軽にメールにてお問い合わせください。

 

新しいスタートを切るマナラボでは、お子さまの可能性を最大限に引き出し、確かな学力と未来をつくる学びをご提供いたします。ぜひ、マナラボの新たな教育ステージをご体感ください。皆さまのお問い合わせを心よりお待ちしております。

 

 

 

無料体験申込
個別学習相談予約

電話によるお問い合わせ
15:00~21:00(日曜日は除く)

 

 

The following two tabs change content below.

守田 智司

愛知県蒲郡市にあるハイブリット学習塾/未来義塾の塾長。10代で愛知県から大阪、東京まで自転車で走破!大学中は、バックパック1つで、アメリカ1周。卒業後、アメリカ・アトランタにて「大工」を経験。帰国後15年間、大手進学塾の教室長・ブロック長として教壇に立ち、2005年独立。 大型自動二輪、小型船舶2級免許所得。釣り、ウォーキングが好き!作家は、重松清さん、音楽は、さだまさしさんが好き。「質より量より更新頻度」毎日ブログを更新しています。