離陸の時

 

 

飛行機が空を飛ぶ。

 

あの巨大な鉄の塊が、地上を離れ、空へと舞い上がる。

 

その瞬間に、どれだけのエネルギーが必要なのか、今日改めて考えさせられた。

 

ボーイング747、総重量は400トン。

 

それが滑走路を走り、エンジン全開で加速する。

 

離陸の角度は10度から15度、決して急な角度ではない。

 

しかし、このわずかな角度を上げるために、飛行機は通常の2倍の燃料を使う。

 

それはなぜか。

 

重力に逆らい、空へと飛び立つためには、それだけのエネルギーが必要だからだ。

 

そして今、私はその「離陸」の最中にいる。

 

未来義塾からMANA LABOへ、新しい学びの場を創る挑戦。

 

ゼロから新しいものを立ち上げることは、まさに飛行機の離陸と同じだ。

 

最初の一歩は、想像以上に燃料を使う。

 

精神的なエネルギーも、時間も、努力も、すべてが通常の2倍、いや、それ以上かもしれない。

 

飛行機は地上にいる間、ただの鉄の塊だ。

 

しかし、十分な速度を得て、角度をつけて飛び立てば、やがて安定した高度に到達し、効率よく遠くへ進むことができる。

 

離陸にかかる数分間が、最も多くの燃料を消費する。

 

それでも、飛行機は飛ぶことをやめない。

 

今、私は全力でエンジンを回し、加速し、離陸しようとしている。

 

これまでの経験、知識、情熱を燃料にして、MANA LABOという新たな空へと飛び立つ。

 

最初は燃料を多く使うかもしれない。

 

努力が必要だ。

 

迷いや不安もある。

 

だが、それは飛行機が空を飛ぶために通らなければならない道だ。

 

いま私は、滑走路の終わりが近づくのを感じている。

 

そろそろ、機首を上げる時だ。

 

MANA LABOという翼で、未来へ向かって飛び立つ。

 

 

 

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守田 智司

愛知県蒲郡市にあるハイブリット学習塾/未来義塾の塾長。10代で愛知県から大阪、東京まで自転車で走破!大学中は、バックパック1つで、アメリカ1周。卒業後、アメリカ・アトランタにて「大工」を経験。帰国後15年間、大手進学塾の教室長・ブロック長として教壇に立ち、2005年独立。 大型自動二輪、小型船舶2級免許所得。釣り、ウォーキングが好き!作家は、重松清さん、音楽は、さだまさしさんが好き。「質より量より更新頻度」毎日ブログを更新しています。