公立中高一貫校入試の全貌!愛知県適性検査問題をレビュー!

今回は【愛知県公立中高一貫校入試】の適性検査について紹介します。

 

1月11日に行われたこの試験は、愛知県初の公立中高一貫校入試ということもあり、多くの注目を集めました。

 

この記事では、適性検査Ⅰ・Ⅱの問題数や配点、どのような問題が出題されたのかを分かりやすくまとめました。

 

私自身の所感も交えながら、受験生や保護者の皆さんに参考になる内容をお届けします!

 

「どんな内容だったの?」「何を重視して対策すればいいの?」といった疑問を解消できるよう、できるだけ簡潔にお伝えしていきます!

 

 

適性検査1【問題】

適性検査Ⅰ R7

 

 

適性検査1【正答】

適性問題Ⅰ解答R7

 

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問題 解答用紙 正答

 

適性検査2【問題】

適性問題2 R7

 

適性検査2【正答】

適性問題Ⅱ 解答R7

 

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問題 解答用紙 正答

 

 

適性検査Ⅰ・Ⅱの問題数・配点まとめ

1. 適性検査Ⅰ(第1時限)

  • 総合配点:30点
  • 時間:9:40~10:25 【45分間】
  • 問題構成
    • 大問1:複数の小問から構成され、資料読解や選択問題が中心。
    • 大問2・3:小問ごとに1点〜2点の配点があり、正確に複数の選択肢を選ぶ形式。

 

ポイント

  • 問題は資料読解や表・グラフを含むため、情報を整理しながら読み取る力が問われています。
  • 一部の小問は「2つの選択肢が正解の場合、満点で2点」となる形式です。
  • 問題ページ18ページと多い

 

 


2. 適性検査Ⅱ(第2時限)

  • 総合配点:30点
  • 時間:10:50~11:35 【45分間】
  • 問題構成
    • 大問1〜3:それぞれ複数の小問があり、選択式や文章理解を問う問題が配置されています。

 

ポイント

  • 適性検査Ⅰ同様、1点〜3点の配点があり、複数正解を求める問題があるため、回答精度が重要です。
  • 資料や会話文の中から要点を見つけ出し、内容を分析する力が必要です。
  • 問題ページ18ページと多い

 

 

問題の傾向 点数:合計60点(適性検査Ⅰ:30点、適性検査Ⅱ:30点

  1. 教科書ベースの内容
    適性検査の問題は、特別な知識を必要とするものではなく、基本的に学校の授業内容に基づいています。難解な知識や奇抜な問題は含まれておらず、基礎学力が問われる形式です。

 

  1. 情報処理能力が重視される
    問題冊子は全体で約18ページにもわたり、問題の量が多く、素早く読み取り、判断する力が求められました。これは一つ一つの問題の難しさというよりも、情報量が多いことによる難易度の上昇を狙った構成です。

 

  1. 全問選択式
    適性検査Ⅰ・Ⅱともに選択肢形式で出題されました。この形式は、問題文の中に重要な情報を隠しつつ、必要な情報を見抜く力を試すものです。

 

※国語・算数・理科・社会以外の教科、例えば、音楽や家庭科、そしてプログラミングなどからも出題された。

 

 

対策方法

今回の適性検査は、授業で学ぶ基礎を重視しつつも、大量の情報を整理しながら答える力が問われました。来年度の試験対策としては、基礎の定着に加え、情報処理能力や読解力を鍛える勉強法を取り入れるとよいでしょう。日々の積み重ねが最も効果的ですので、普段からテキストを読む力をつけることが合格への近道です。

 

  1. スピードと正確さを両立: 問題数が多いため、限られた時間内に正確に解答する練習が必要です。特に、資料や表の読み取り練習が効果的です。
  2. 配点を意識した優先順位の確立: 3点満点の問題などは得点源になるため、優先的に解答を狙う練習を行いましょう。
  3. 複数選択問題の確認: 2つの正解を求められる問題は、最後まで見直し、漏れがないようにすることが大切です。

 

 

 

適性検査Ⅰ(3)の問題について解説します

 

この問題は「しおりさんの通う小学校で行われているリレー大会」を題材にし、リレー大会のルールやトラックについて、複数の資料を用いて質問に答える形式となっています。

 

 

問題の構成

  1. 資料1:陸上競技のトラックや例
    この資料にはリレー大会が行われる陸上競技場のトラックについて、説明や図表があります。トラックの構造や、バトンの受け渡しゾーンなど、実際のリレー大会で使われる基本情報が記載されています。

 

  1. 資料2:ゆうとさんのリレー大会のルール説明
    こちらはリレー大会のルールが文章形式で説明されており、特に「バトンパスのルール」や「周回数」、また「失格の条件」などの注意点が強調されています。

 

  1. 資料3:会話形式の情報(会話1・会話3 など)
    しおりさんたちが大会の説明を聞いている会話文が提示されています。この中には、リレーの進め方や役割、競技中の注意点について、生徒間で質問や意見交換をしている内容が含まれています。

 

解説ポイント

  • 情報の整理が必要
    この問題では、複数の資料(文章・会話文・表など)を照らし合わせて、必要な情報を見つける力が求められます。特に、異なる情報源に書かれている内容が補足し合う場合も多く、情報を正確に整理するスキルが必要です。

 

  • 質問形式の難易度
    問題の質問は、「リレー大会で何を注意すべきか」「どうすればミスを防げるか」といった形式で出題されているため、資料内のルールや説明を理解した上で、複数の選択肢の中から最も適した回答を選ばなければなりません。

 

  • 表や図の使い方
    問題内に提示されている表は、走者の順番や競技進行のタイムスケジュールなどが示されており、これを活用して具体的な状況をイメージしながら解答する必要があります。

 

 

 

対策方法

  • 資料を正確に読み込む練習
    資料が複数提示される問題では、すべての資料の内容を結びつける力が大切です。特に、「文章から要点をつかむ練習」を積み重ねることで、効率的に情報を整理できるようになります。

 

  • 図表や会話形式の問題に慣れる
    表や会話形式の情報は、複雑に見えますが、重要なキーワードを見つけることで情報が整理しやすくなります。普段から表や会話文を使った問題に取り組み、見出しや要点をつかむ訓練をすると良いでしょう。

 

  • 論理的に考える力を養う
    「このルールはなぜ必要か?」「どうすればより安全でスムーズに競技が進むか?」など、文章の背景にある理由を考えることも重要です。

 

 

 

まとめ

塾長の本音(心の声)18ページもある総合問題を45分間で解かなければならない、これは大人でも大変なのだ。そして、なななんと水鳥拳!選択問題は、長文で八択問題。図や表、会話文まで出して情報量が洪水状態。そして、プログラミング的思考の問題が出題。ムムムムむ・・・・これ、共通テストを意識した情報処理能力を測りにきていますね。マジで!

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

愛知県初の公立中高一貫校入試ということで、多くの方が関心を寄せているかと思います。

 

この記事が少しでも、受験生や保護者の皆さんの参考になれば幸いです。

 

適性検査は、基礎力だけでなく情報処理や読解力も問われる試験です。日々の勉強の積み重ねが、きっと自信につながります。

 

今後も、受験情報や勉強のポイントなどを発信していきますので、引き続きご覧ください!応援しています!

 

 

 

 

 

 

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守田 智司

愛知県蒲郡市にあるハイブリット学習塾/未来義塾の塾長。10代で愛知県から大阪、東京まで自転車で走破!大学中は、バックパック1つで、アメリカ1周。卒業後、アメリカ・アトランタにて「大工」を経験。帰国後15年間、大手進学塾の教室長・ブロック長として教壇に立ち、2005年独立。 大型自動二輪、小型船舶2級免許所得。釣り、ウォーキングが好き!作家は、重松清さん、音楽は、さだまさしさんが好き。「質より量より更新頻度」毎日ブログを更新しています。