愛知県の高校選択!❷「地域格差」
こんにちは、子供達のやる気を引き出し、彼らと未来を共に歩む未来義塾(蒲郡市)の守田です。
今日のブログは、先日の「愛知県の高校選択➊」の続きです。
都市部の公立・私立高校へ人気が集中
私立高等学校の授業料実質無償化の拡大などにより、私立高校を選択する生徒の割合が増加しています。
もともと公立高校と私立高校の募集人数の比率をおおむね公私2:1の比率で設定していました。
現在では公私 66.7%:33.3%なんですが、以前は設定広値よりも公立は高く、私立は低くなる傾向にあったのですが・・・
近年では、私立高校の授業料軽減補助制度の充実、施設設備の向上など、中学生の私立志向が高まり、その結果、公私の受入実績は、年々、私立が高くなり、国公立は低くなる傾向に変わってきたということです。
2021 年度の国公立高校の受入実績は、設定比率の 66.7%を下回る 65.4%となり、国公立高校の欠員は 1989 年度の複合選抜制度開始以後、過去最多の2,669 人、私立の欠員は過去最少の 181 人でした。
地域格差
尾張地区と三河地区の地域格差は、知らず知らずに乖離し始めているのではないでしょうか?
その昔、地域格差というと都市部と農村部が比較対象でしたが、今や同じ県内で都市部とその周辺都市との比較になりつつあります。
どこに住んでいるかで所得、人口、インフラ、地方自治体の財政力などなど、生活水準、企業差、そして自治体の体力差が出てきていると思うのです。
そうなってくると教育という観点でも、「どこで学ぶか?」が高校や大学を選択する重要なファクターの1つになってきます。
実際に・・・県内の高校では!
こういった傾向が「県立高等学校再編将来構想」にも記載されていました。
昔の時みたいに、近いから、地元だとか?ではなく、
これからの高校選び、大学選びは、子供にとって「どこで」「何」を学ぶか?
その点を深く考えて選択して頂けたらいいんじゃないでしょうか。
最期に・・・
二月の勝者のドラマのシーンから・・・
彼女の母親は受験生の母親として理想的です。
子供の自立心を尊重し、それを最大限にサポートしている。
但し、相手は6年生。たかが、11、12歳の子供です。
失敗や間違いを犯します。
その子が欲しいものと必要なものは必ずしも一致しない。
育つ環境を見まがえず提供していく。
大人たちがその経験から慎重に子供達の手を引いてやらなければならない。
守田 智司
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