進学校の魅力とは!?
おはようございます、子供達のやる気を引き出し、彼らと未来を共に歩む未来義塾の守田です。
先日、「進学校に行って良かったことって何?」と今年進学校に進学した卒塾生達に聞いてみました。
そうすると・・・
ほとんどの生徒が口を揃えてこう答えてくれました。
多分、中学生の時よりも、同級生や先輩たちが「大人」であることを感じているはずなんです。
そういう周りから良い刺激を受け、気の合う友達が増え、居心地の良さを感じている高1生は多いはず。
まぁ、10代というのは、一番影響を受けるのは、親でも、学校の先生でもなく、生活の大部分を学校で過ごす学校の友人に一番影響を受けるわけです。
進学校に進学して、学区トップクラスの学力を持つ人達が集まる環境こそが一番良かったというのは頷けます。
建物や設備というのは、あくまでも二次的なものでしかありませんよね。
これって勉強面で置き換えると、
これって勉強面で置き換えると、学習意欲の高い同級生たちと共に勉強が出来るということ。
「日曜日、何時間勉強した?」
「期末テストの勉強始めた?」
「この数Bの問題どうやって解く?」
こういう勉強に関する会話を日常普通にしていて、嫌でも勉強を意識しなければいけない環境に身を置いているわけです。
周囲が勉強を真剣に頑張っていて、全員で大学を目指して勉強するという環境。
でも、大学に進学するには適している環境ですが、気を付けなければならない点が1つあります。
それは・・・・
ライバルが多いということです。
中学校と違い、自分と同じ、もしくはそれ以上の人達が自分の周りにいるわけですから、それだけライバルが多いということです。
ライバルが多いということは、それだけ挫折も多い。
自分と同じ、もしくはそれ以上の人達が集まる高校というのは、競争相手が学年全員ということになります。
中学の時は、自分の順位付近もしくは、それ以上の順位の生徒だけが競争相手だったわけです。
でも、高校は違う。
進学校では、勉強が出来て当たり前という基準が高いのです。
勉強ができる人ばかりに囲まれると、勉強に対するプライドがへし折られ、全く勉強が手に付かないなんてことになる生徒も少なからずいます。
それから、進学校には校風が自由な高校が多いんです。
なんでも自由ということは、裏を返せば自己責任ということなんです。
だから進学校って自分から積極的にやれる子と周りの雰囲気に流されてしまう子の差って凄くあるんですね。
2:6:2の法則
2:6:2の法則ってご存じですか?
せっかく進学校に入学しても、入学したことに満足してしまい、勉強が疎かになってしまう生徒。
周りのレベルの高さに圧倒され、勉強に対するプライドがへし折られ自信を失い勉強が手に付かない生徒。
校風が自由なことを勘違いしてしまい、他のことに興味が移り、勉強に向き合えなくなってしまう生徒。
こうなってしまうといわゆる、下位のグループ2割に属することになってしまいます。
高1達には、もう一度しっかり伝えたい
高校に入ること、進学校に入学することが人生の目的ではありません。
高校の3年間もたゆまぬ努力が必要になります。
どの高校に行っていようが、自分にとっていい環境は自分で作らないといけませんし、それによって自分の成績を上げないといけません。
少なからずも、進学校に入学した生徒は、勉強する環境は整っているわけですから、もう一度何のためにその高校に入学したのか?
高校に入学して半年が過ぎ去ろうとしている今、もう一度原点に帰り高校生活を見直して欲しいと思います。
また、中学3年生の諸君は、これからの志望校を決めるときの参考になればと思います。
守田 智司
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