中学生達がテスト勉強をしている高校生達から受ける影響は大だと思う!
勉強は一人で孤独に学ぶことはとても大事です。
何時間も机に向かい、がむしゃらに鉛筆を走らせ、時に天井を見てため息をつくぐらい集中して取り組むことをしなくちゃいけない。
学力とか、体力とか、「力」という言葉が付くものを身に付けるには、簡単ではありません。
ただずっと一人でやってると勝手に自分の限界を作ってしまいがちです。
また集団でなく個人でモチベーションを維持するのはなかなか難しく、「心が折れる要素」を極力排除しなければなりません。
漫画やテレビ、ゲームそしてスマホ。
溢れる誘惑の中で、心が弱ったときに折れにくい環境を家庭の中で作るのは難しいものです。
昨日は、中3生が4人来て、自習室で期末テストの勉強している高校生達と一緒に机に向き合っていました。
高校生達は、5月に中間テスト、6月末から期末テストと1ヵ月に1回実施される定期テストに向けて、この2ヶ月間ほぼ毎日自習室に来て勉強していました。
彼らの勉強している姿を見ていると、テストがあるから勉強しているんだと、新ためてテストの存在の大きさを感じます。
残念ながら蒲郡市の小中学校はまだ二学期制です。
中学生たちは、5月に中間テストが終わると、どうしてもテストが無いので、勉強に対する意識が薄れ、日々の宿題だけを繰り返してマンネリ化してしまいます。
そこには、成長という言葉からかけ離れた姿しかありません。
蒲郡市もいち早く三学期制に変えるべきです。
このままでは周りの市町村との学力格差は拡がる一方です。
昨日、中3生達が高校生達と勉強している姿を見ていて、「凄く良い刺激を受けているなぁー」と感じました。
受験生達にとっては、自分が目標としている志望校の時習館、刈谷北、国府、安城東、小坂井、蒲郡東などの先輩たちが一生懸命勉強している姿を直接見て肌で感じることができる。
中学生がその環境から受ける影響は大きいと思うんです。
今、うちの塾の自習室は、高校生達の真剣さ、緊張感が溢れています。
その中に、中3受験生達が意識的に踏み込んで来ることで、受験生が自分自身を揺さぶっています。
状況を変えるようと思う子は、環境を変えようと努力しますよね。
高校生達の期末テストが終わってひと段落したら、高校生達にも協力してもらって、中3の受験生達に各高校の様子や受験で合格するための勉強方法などのアドバイス会をやろうと思っています。
やはり憧れの先輩達から直接聞くアドバイス程、受験生達のモチベーションをUPさせるものはありませんからね。
守田 智司
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