愛知県公立高校の定員割れランキング2026 『普通科でも80人欠員の衝撃!』

2026年3月10日、愛知県教育委員会は2026年度(令和8年度)公立高校入試における第2次選抜の募集人数を発表しました。

今年の二次募集は

77校1校舎・110学科
募集人数 3,265人

となりました。

第2次募集は、一般入試の結果、定員に満たなかった高校・学科で行われます。
つまりこの人数はそのまま、

愛知県公立高校の「定員割れの規模」

を示しています。

では、なぜ今年はここまで定員割れが増えたのでしょうか。
今年の入試結果と過去のデータをもとに分析してみます。

今年の入試結果

2026年度の公立高校入試の状況を整理すると次の通りです。

項目人数
全日制課程総募集人員40,880人
推薦選抜等合格者10,091人
一般選抜募集人員30,791人
一般志願者30,230人
一般合格者27,526人
最終合格者37,617人

この結果、

3,265人分の定員が埋まらず

第2次募集が行われることになりました。

二次募集は過去より増加

ここ数年の二次募集人数を見ると、今年の増加がよく分かります。

年度二次募集人数
2025年2,376人
2026年3,265人

わずか1年で

889人増加

しています。

割合にすると

約37%増

という大きな増加です。

愛知県公立高校定員割れランキングTOP20(2026)

第2次募集人数をもとに、定員割れの規模が大きい高校をランキングにすると次のようになります。

順位高校学科欠員
1守山普通科94
2吉良普通科87
3稲沢緑風館普通科84
4春日井東普通科81
5成章普通科81
6高浜普通科75
7武豊普通科72
8半田東普通科72
9瀬戸普通科69
10春日井工科工業系67
11中川青和キャリアビジネス科66
12常滑普通科63
13瀬戸北総合総合学科63
14犬山普通科59
15杏和総合学科58
16岩津普通科56
17東浦普通科56
18一宮北普通科55
19福江普通科54
20岡崎商業商業系36

ランキングを見ると、

普通科でも80人以上の欠員

が出ている学校があることが分かります。

これは公立高校入試としてはかなり大きな数字です。

三河地区の定員割れランキング

三河地区だけを見ると次のようになります。

順位高校学科欠員
1吉良普通科87
2成章普通科81
3高浜普通科75
4岩津普通科56
5福江普通科54
6一色普通科43
7幸田普通科39
8岡崎商業商業系36
9豊川工科工業系35
10蒲郡東普通科32

三河地区でも、

普通科の定員割れ

が目立っています。

人気校と定員割れ校の二極化

現在の愛知県高校入試では、

人気校と定員割れ校の二極化

が進んでいます。

人気校の特徴

・名古屋市内
・交通アクセスが良い
・偏差値50以上

一方、定員割れが起きやすい高校は

・郊外にある
・交通アクセスが弱い
・偏差値50未満

という特徴があります。

つまり

人気校は倍率上昇
郊外校は定員割れ

という構造になっています。

なぜ定員割れが増えているのか

大きな理由の一つが

私立高校授業料の実質無償化

です。

これまでは

「公立第一志望
私立は滑り止め」

という受験が多かったのですが、

授業料の負担が減ったことで

最初から私立高校を選ぶ生徒

が増えています。

その結果、

公立高校の受験者数が減少しました。

今年の一般入試では

前年より1,595人減少

しています。

もう一つの大きな原因

通信制高校の増加

もう一つの要因は

通信制高校の増加

です。

全国的に通信制高校の生徒数は

この10年で約2倍

になっています。

不登校経験のある生徒や
自分のペースで学びたい生徒が

通信制高校を選ぶケースが増えています。

その結果、

以前なら公立高校に進学していた層の一部が

通信制高校へ流れている

と考えられます。

今後どうなるのか

さらに長期的には

少子化

も進んでいます。

愛知県の出生数を見ると、

今後は

毎年1000人単位で生徒数が減少

すると予想されています。

このペースで減少すると、

10~15年後には

高校25校分相当の生徒が減少

すると言われています。

そのため今後は

・高校の統廃合
・学科再編
・定員削減

などの改革が進む可能性があります。

まとめ

今回の

二次募集3,265人

という数字は、単なる一時的な現象ではありません。

背景には次の3つがあります。

・私立高校授業料無償化
・通信制高校の増加
・少子化の進行

その結果、

愛知県の高校入試は

人気校と定員割れ校の二極化

がさらに進んでいます。

これからの高校選びは、

偏差値だけではなく

・通学環境
・学校の特色
・学び直しの環境

なども含めて考えることが重要になっていくでしょう。

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守田 智司

愛知県蒲郡市にあるMANALABO代表。10代で愛知県から大阪、東京まで自転車で走破!大学中は、バックパック1つで、アメリカ1周。卒業後、アメリカ・アトランタにて「大工」を経験。帰国後15年間、大手進学塾の教室長・ブロック長として教壇に立ち、2005年独立。 大型自動二輪、小型船舶2級免許所得。釣り、ウォーキングが好き!作家は、重松清さん、音楽は、さだまさしさんが好き。「質より量より更新頻度」毎日ブログを更新しています。