【2026年度】時習館高校の倍率を予想してみる

 

 

こんにちは。今回は、時習館高校の過去3年間(2023〜2025年度)の最終倍率をもとに、

 

2026年度の倍率がどのように動くのかを予想していきます。

 

さらに、近年注目されているあいちリーディングスクールの内容や、

2026年度からスタートする全日制・単位制についても、ポイントをわかりやすくまとめました。

 

進路を考える上で参考になれば嬉しいです。

 

 

過去3年間の最終倍率まとめ(2023〜2025年度)

まずは、直近3年の最終倍率をシンプルに振り返ってみましょう。

 

●最終倍率の推移(第一志望・総合)

年度第一志望倍率総合倍率
2023年度1.411.65
2024年度1.431.73
2025年度1.171.46

 

●動きの特徴

2023→2024年度
倍率が上昇し、ここ3年で最も高くなりました。

 

2024→2025年度
第一志望倍率は 1.17 と大きく下降。
総合倍率も 1.46 と落ち着きました。

 

なぜここまで下がったのかは明確ではありませんが、
・受験生の母数減
・周辺校の動き
など複数の要素が重なった可能性があります。

 

 

2026年度の倍率はどうなる?

すでに公開されている 第1回調査(2026年度) では

総合倍率:1.65

となっています。

ここから最終倍率へ向けてどう動くのか。

過去3年間の「第1回→最終」の推移を見てみます。

年度第1回最終下がり幅
2023年度1.781.65-0.13
2024年度1.891.73-0.16
2025年度1.721.46-0.26

 

●最終倍率の予想

過去の傾向では 必ず下がる のが時習館の特徴です。

下がり幅は −0.13〜−0.26 の範囲。

 

このデータを当てはめると、

1.65 − (0.13〜0.26)
= 1.39〜1.52

となります。

 

▼結論:2026年度の最終倍率予想

総合倍率:1.4〜1.5 前後

第一志望倍率:1.0〜1.25 前後

極端に上がる気配はなく、ここ数年の中では“中間くらい”の倍率になる可能性が高いです。

 

 

あいちリーディングスクールとは?

時習館高校は令和5年度に

「あいちリーディングスクール」 に指定されました。

これは、

国際交流 × 探究学習 を重点的に進めるプログラムです。

●主な特徴

海外研修・国内研修

英語での研究発表

姉妹校との交流

ALT常駐で英語環境が整っている

SGH(スーパーグローバルハイスクール)の成果を引き継いだ取り組み

簡単に言うと、

“国際教育に強い学校” へと進化しているというイメージです。

 

 

2026年度から「全日制・単位制」に変更

時習館高校を含む全日制高校では、
2026年度から入試制度も大きく変わります。

●① 全日制単位制選抜

面接+プレゼンテーション

欠席日数の条件あり

募集枠は少数(定員3名程度)

●② 推薦選抜

面接+調査書

募集人員の10〜15%

●③ 一般選抜(学力検査)

5教科のうち、得点の高い3教科を2倍にして計算
→ 得意科目がハッキリしている生徒に有利

入試が「点数だけ」ではなく、
表現力・主体性・探究性 がより重視される方向に進んでいるのがわかります。

 

 

最後に、

2026年度からは、新たな入学者選抜方法が導入されます。


面接・プレゼンテーションなど、これまで以上に「自分の考えを表現する力」が求められる入試へと進化していきます。

これは受験生にとって大きな変化ですが、同時に学校にとっても、新しい学びを広げていく大切な取り組みになるはずです。

さらに時習館高校は、東三河のトップ校として


「あいちリーディングスクール」 に指定されており、

地域のフラッグシップとしての役割も担っています。


これからも東三河全体の学力を押し上げ、

地域をリードする存在であり続けてほしいと強く願っています。

時習館の歴史を振り返ると、


1752年、吉田藩の学校として創立されてから、すでに約270年の年月が流れています。


そして、明治26年(1893年)に設立され、今年で 132年目

これほど長い歴史を持つ高校は全国的に見ても非常に貴重であり、まさに伝統校という言葉がふさわしい存在です。

だからこそ、


健全な心身を持ち、豊かな感性を育み、たくましく生きる人材を育成していく存在であってほしい。


そして、これからの時代をリードする多くの若者が、

この学校から大きく羽ばたいていくことを応援しています。

最後にお伝えしておきたいのは、ここで書いた倍率の動きや2026年度の予想は、あくまで 私自身の分析に基づく予測 であって、「絶対こうなる」というものではありません。できる限りデータを集め、過去の推移を丁寧に見ながら考えてはいますが、それでも倍率というのは毎年さまざまな条件によって変わります。ですので、この内容を すべて鵜呑みにしてしまうのは避けてほしい と思っています。大切なのは、「倍率が上がる・下がる」という数字そのものより、どんな基準で考え、どんな視点を持って進路を選んでいくか という部分です。今回の記事が、そうした“考えるための材料”としてみなさまの参考になればうれしく思います。どうか、ひとつの視点として受け取っていただければ幸いです。

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守田 智司

愛知県蒲郡市にあるMANALABO代表。10代で愛知県から大阪、東京まで自転車で走破!大学中は、バックパック1つで、アメリカ1周。卒業後、アメリカ・アトランタにて「大工」を経験。帰国後15年間、大手進学塾の教室長・ブロック長として教壇に立ち、2005年独立。 大型自動二輪、小型船舶2級免許所得。釣り、ウォーキングが好き!作家は、重松清さん、音楽は、さだまさしさんが好き。「質より量より更新頻度」毎日ブログを更新しています。