実技4教科で内申点を上げる!

「内申点って、5教科だけで決まるんじゃないの?」
そう思っている中学生は多いかもしれません。
でも実は、音楽・美術・保健体育・技術家庭の4教科(実技教科)もとても大切です。
都道府県によっては、実技の点数が2倍に換算されるところもあります。
つまり、実技教科で努力を見せることで、合格に大きく近づくチャンスがあるのです。
まず意識したい3つのポイント
実技教科の成績は、テストの点だけでなく、
次の3つの観点から総合的に評価されています。
知識・技能(テスト・実技の理解度)
思考・判断・表現(作品や発表での工夫)
主体的に学ぶ態度(授業中の姿勢・提出物・意欲)
この3つを意識して行動するだけで、評価は確実に上がります。
たとえば、提出物をきちんと期限内に出す、授業中に一度は発言する、
そんな小さな行動の積み重ねが「がんばっているな」という印象につながります。
音楽:姿勢と声で評価が変わる
・歌や合奏では、姿勢・視線・表情を意識して参加する。
・ワークシートやカードは、ていねいに書く。
・テストでは、音符・記号・拍子などの基礎をしっかり復習する。
ある中学生は、毎朝5分のリズム練習を続けたことでリズム感が安定し、
「積極的に参加していた」と先生から高評価を受けたそうです。
美術:上手さよりも“工夫の過程”を見せよう
・上手に描くよりも、工夫や改善の過程を見せることが大切。
・わからないときは先生に質問し、修正する姿勢を見せる。
・準備や片付けを積極的に手伝うのも大きなプラス評価。
ある先輩は、作品ごとに「どんな工夫をしたか」を記録して提出したところ、
「よく考えて取り組んでいた」と評価が上がったと話していました。
保健体育:積極的な参加がカギ
・授業を休まず参加する(見学でも手伝いや応援を忘れない)。
・危険な行為をしない、ルールを守る、安全意識を持つ。
・保健分野の筆記テストで確実に点を取る。
運動が苦手な人でも、
「安全・協力・前向きな姿勢」が評価されて評定が上がったという話もあります。
技術・家庭:丁寧さと安全意識で差がつく
・専門用語(工具・調理用語など)を少しずつ覚える。
・作業中は安全第一、手順を守って行動する。
・提出物は、メモや写真を添えて丁寧に仕上げる。
ある中学生は、作業のチェック表を自分で作って提出したことで、
「安全に配慮していた」と先生から高く評価されたそうです。
努力は“見える化”しよう
実技教科は、努力が見えやすい教科です。
完ぺきな結果よりも、「どう工夫したか」「どう成長したか」が評価されます。
提出物・授業態度・テスト、
この3つを意識するだけで、内申点は確実に上がります。
苦手でも、「まじめにコツコツ」。
その姿勢こそが一番の力です。
まとめ
提出物は期限内・丁寧に。
授業では積極的に参加。
テスト+姿勢+工夫で確実にアップ。
守田 智司
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