「定期的に人と話す」ということが、自分を整える。60歳からのメタ認知力!

60歳を過ぎてから、心や頭の“整理”の仕方が少し変わってきた。
若い頃のように勢いで動くよりも、
いまは「話すこと」「言葉にすること」で、
自分をゆっくり見つめ直す時間が大切になった。
そんな僕にとっての習慣が、“スロースする”ということ。
場所は蒲郡駅前のスロースカフェ。
レトロで静かで、心が自然とゆるむ空間だ。
コーヒーやお酒を飲みながら、信頼できる人と語り合う。
それが、僕にとっての月に一度の“心のメンテナンス”になっている。
話すことで、頭と心が整理される
人と話すというのは、ただの会話じゃない。
自分の中にある考えや感情を「言葉」という形にして外へ出し、
そして自分の耳で聞き直す。
この循環の中で、思考が整理され、心が落ち着いていく。
心理学ではこれを「自己認知」や「メタ認知」と呼ぶ。
つまり、自分を客観的に見つめる力だ。
話すことで、今の自分がどんな状態にあるのか、
どんな方向に向かおうとしているのかが見えてくる。
同じ人と話すことで、自分の“変化”がわかる

いつも同じ人と、定期的に会話をする。
これは、自分の中の「変化」を確かめる作業でもある。
相手という鏡を通して、自分の考え方や感情の移り変わりに気づける。
心理学でいう「ミラーリング効果」――
まさに、自分を映し出す鏡のような時間だ。
サードプレイスという居場所
「どこで話すか」も、とても大事なことだと思う。
家でも仕事場でもない、
自分が自然体でいられる“第三の場所”。
社会学ではこれをサードプレイス(Third Place)と呼ぶ。
家庭(ファーストプレイス)でも、職場(セカンドプレイス)でもなく、
もっと心がリラックスできて、
少しだけ日常から距離をとれる場所。
そういう空間があるかどうかで、
人の心のバランスは大きく変わる。
僕にとって、それがスロースカフェ。
クラシカルで温かみがあって、
会話のテンポを自然にゆるめてくれる。
美味しいコーヒーと音楽、
そしてほどよい距離感の空気。
そこでは、話すことが“努力”ではなく“自然”になる。
つまり、「スロースする」というのは、
サードプレイスで心を整える時間のことなんです。
スロースするという習慣

僕にとって“スロースする”とは、
自分の内側を外に出して、また受け取る行為。
心を整理し、頭を静かにリセットする時間。
それが月に一度のサイクルで訪れる。
焦らず、無理せず、ゆっくりと。
言葉を交わし、少し笑い、少し考える。
その繰り返しが、僕の“60歳からのメタ認知トレーニング”になっている。
まとめ

人は、話すことで整い、整うことでまた動き出せる。
僕にとっての「スロースする」という習慣は、
心と頭をメンテナンスし、
自分の現在地を確認するための、
サードプレイスでの小さな再起動だ。

カリラ12年を片手に、会話を楽しみながら、
トリュフ風味のポテサラとアーモンドミルクのカフェオレ。
コーチがすすめてくれた高城剛さんの本も気になる。
今度ゆっくり読んでみよう。
守田 智司
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