夜と朝の境目のように、自分の中の「過去の自分」と「これからの自分」の狭間を歩いているかのようだ。

 

 

夜と朝の境目を歩く

 

毎朝、暗いうちから歩き始める。

 

東の空がゆっくりと明るくなり、夜から朝へと移り変わる時間帯。

 

その境目の中を歩くことで、自然と自分の内面が溢れ出し、整理されていくのを感じる。

 

冷たい空気を胸いっぱいに吸い込み、深く吐き出す。

 

その繰り返しが、まるで頭の中の雑然とした思考を一つずつ整頓していくようだ。

 

日常の中で、さまざまな問題が次々と浮かび上がる。

 

それらを完璧に解決することは難しく、むしろ未解決のまま積み重なっていくことの方が多い。

 

しかし、こうして歩くことで、

 

それらを「解決しよう」と無理に力を入れるのではなく、

 

「整理する」ことができる。

 

 

 

すると、過去の自分を振り返る余裕も生まれてくる。

 

昨日の自分、一ヶ月前の自分、半年前の自分、そして一年前の自分。

 

積み上がった経験がぐちゃぐちゃに絡み合っていたとしても、

 

少しずつほぐしていくことで、

 

「今の自分」がどこに立ち、どこへ向かおうとしているのかが見えてくる。

 

歩くことが単なる運動ではなく、

 

「思考の整理」と「自己対話」の時間になっていることが伝わってくる。

 

朝の静けさの中で、過去と現在を振り返り、未来を考える。

 

まるで、夜と朝の境目のように、

 

自分の中の「過去の自分」と「これからの自分」の狭間を歩いているかのようだ。

 

 

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守田 智司

愛知県蒲郡市にあるハイブリット学習塾/未来義塾の塾長。10代で愛知県から大阪、東京まで自転車で走破!大学中は、バックパック1つで、アメリカ1周。卒業後、アメリカ・アトランタにて「大工」を経験。帰国後15年間、大手進学塾の教室長・ブロック長として教壇に立ち、2005年独立。 大型自動二輪、小型船舶2級免許所得。釣り、ウォーキングが好き!作家は、重松清さん、音楽は、さだまさしさんが好き。「質より量より更新頻度」毎日ブログを更新しています。