塾の床をめくったら…過去と未来が見えてきた!

お盆休みを利用して、8月11日から14日の4日間、自習室のDIYに取り組みました。
まだ完成には程遠いものの、昨日は、昭和40年頃に貼られた古いクッションフロアを剥がす作業を行いました。
年月を経たフロアは頑固で、指先が痛くなるほどの力を込めて、汗をかきながら作業を続けました。
その汗が床に落ちるたび、私はふとこの塾が生まれた瞬間を思い出しました。
2005年6月2日
母親や父親が我が子の誕生を一生忘れないように、私も2005年6月2日、この塾が誕生した瞬間を鮮明に覚えています。
当時、ここは古い事務所でした。
内装工事や大工さんが木工工事に入る前、
古い壁紙をすべて自分で剥がし、
玄関の窓に貼られた目隠しシールを溶剤で何度も拭きながら、3日間かけて一人で剥がしたのを思い出します。
床と壁の境にある巾木も剥がして、水性塗料をホームセンターで買ってきて全て塗りました。
当時は資金が限られていたため、生徒が使う椅子と机は新品でしたが、それ以外は全てリサイクル品で揃えました。
私が開塾当時に使っていた机は、古びた事務机でしたが、その錆を一生懸命に落とし、自分でスプレー塗装をして大切に使い続けました。
下駄箱も合板を買ってきて自作したもので、今でも使っています。
こうして一つひとつの作業を自分の手で行い、毎日慌ただしく開業に追われていました。
できることは何でも自分でやる。
それは今も変わりません。
古いクッションフロアを剥がしながら、私は「今も変わらないな」と感じました。
汗をかき、時間をかけて丁寧に作業をすること。
それは今も昔も変わらず、私の仕事に対する姿勢です。
このことを、改めて確認させてくれた気がします。
まだゴールじゃない。新しいスタートなんだ!
塾は来年で20年を迎えますが、これで満足するつもりはありません。
まだまだ理想の塾には程遠いと感じています。
だからこそ、やりたいことがたくさんあり、そのことを考えると心がワクワクします。
20周年を迎えるこの節目こそ、新しい塾を作り上げるチャンスだと思っています。
この半年間は、そのための準備期間だと思っています。
原点に帰り、自分自身が汗をかくことで、本当にやりたいことが何なのかを再確認することができたように思います。
今はワクワクして、これからどんどん動いていきますよ。
どうぞよろしくお願いします。
守田 智司
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