「そのうちなんとかなるだろう」 内田樹

「個別指導」「小集団指導」そして、「オンライン授業」の良さを取り入れ、子供達のセルフエスティームを高め、やる気を引き出し、生徒の未来を共に築く未来義塾です。
おはようございます未来義塾の守田です。
今日のブログは、先日読了した内田先生の自叙伝「そのうちなんとかなるだろう」の感想を後から自分で振り返った時のために書き留めたいと思います。
合気道7段の武道家で、神戸女学院大学名誉教授で、翻訳家。
以前からTwitterでフォローしていてたが、内田先生について知っていることといえばその程度のことで、ずっと読みたいと思いながらタイミングが合わなかった内田先生の書籍、やっと初読。
初読が自叙伝から入ったが良かったと思いました。
心が軽くなる名言や真似したい習慣、そして物事を取り組む姿勢など学ぶこと、学びたいことが本書には至る所にちりばめられていた。
その1つ1つが、長い人生の岐路の中で醸成されてきたのだということが理解でき、更に内田先生について知りたいと思いました。
心に留めておきたいフレーズをメモしておきます。
無駄な時間というのはないものです。
しなければならないことは「苦役」だと思わない。これは思えば、結婚生活を送っていたときに身につけた知恵でした。
相手に期待せず、押しつけず、全部自分でやる。だから、相手がしてくれたら「ああ、ありがたい」と感謝する気持ちになれる。
僕はその人の一番「いいところ」、一番「面白いところ」、一番「ユニークなところ」だけを見るようにしています。
相手も生身の人間ですからいろいろとアップダウンがあり、凹凸がある。
人に質の高いものを生み出してほしいと思ったら、いいところを探し出して、「これ、最高ですね」「ここが、僕は大好きです。」と伝える方が良いに決まっている。
そして、才能はしばしば「あなたには才能がある」 という熱い期待のまなざしに触れたことがきっかけになって開花する。
才能はそこに「ある」というより、そこで「生まれる」んです。
だから、ほんとうに大切なこと、「自分が言わなければ誰も言わないこと」を言おうと思う人は、決して匿名で発信しない。 僕はそういうふうに考えています。だから、匿名で送られてくる言葉にはいっさい反応しません。それは「発信者が匿名だから」じゃありません。「発信者が誰でもない人間」だからです。

守田 智司

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