今日できることは、今日やる!

奈良県橿原神社境内にて 撮影:HUAWEI MATE9 ライカレンズ
おはようございます、未来義塾の守田です。昨日、三谷の実家に寄り齢87歳になる父親に会ってきました。
父は2016年12月3日に突然脳梗塞で突然倒れ、身体の半分が麻痺していまい、当時歩くことはもちろん、話すこともできない状態でした。
86歳という高齢。入院当初、何本もの点滴に繋がれ、ベットに横たわる父親。毎朝、食事のケアのため通院しながらそんな父親の姿を見ていて、何度も,何度も涙が溢れてきました。
父親の未来が崩れていくようで、何もできない自分の無力さに何度も空を見上げました。
入院中に、父親の車いすを押しながら、一緒に見た夕日。ツメ切りで,初めて父親の足の爪を切ったこと。
あれから、2年。毎日の辛いリハビリに耐え、車いすから初めて立ったあの日。今は、自立して歩く事ができるまで回復しました。家族1人1人が切望していた父親の未来が始まっています。
この2年間、生きる強さも、優しさも、たくさんの大切なことを父親から学びました。
「今日できることは、 今日やる!」自分の精一杯を生徒一人一人にさしだす。

奈良県橿原神社境内にて 撮影:HUAWEI MATE9 ライカレンズ
人生は、ある日突然何が起きるかわかないということを、こうして目の当たりにして、つくづく思うのです。
人生は一度きりしかありません。人は,必ずだれでも死んでいきます。でも、そのゴールとなる日付は、いつなのかということは誰にもわからないわけです。
だから、ついつい先延ばしをしてします。
ある年齢を過ぎたら体力的にも精神的にも衰えていくのは避けられないことです。そう考えたら、今日できることは、明日もできるなんて保証は、どこにも、誰にも、ないんだと思います。
87歳になる父親が、自由に動かなくなった右手の代わりに、左手でノートパソコンのマウスをゆっくり、ゆっくり動かしながら、大好きな骨董の写真を私に見せます。
そして、パソコンの操作方法が分らないことがあれば、熱心に私に質問をしてきます。
その姿は、「出し惜しみするな!出し惜しみしちゃいかん」それは、言葉を換えれば、「精一杯生きろ、明日にとっておこうなんて思うな!やりたいことは、今やれ!」そう、思えてなりません。
私にとっては、目の前にいる生徒達がすべてです。今日も、自分の精一杯を生徒一人一人にさしだします。出し惜しみはしません。

奈良県橿原神社境内にて 撮影:HUAWEI MATE9 ライカレンズ
私は、良い塾を創るために、来年度に向けて、更に動いていきます。
やりたいことを先伸ばして、良き塾だとか、理想なんてものを形づくることなんてできやしません。でも、それって冷凍食品を解凍するかの如くパパッとできるものでもありません。
だから、自分としっかり向きって自分のできることを積み上げています。「地域でNo.1の塾になりたければ、地域で一番苦労しなさい。」その言葉を噛みしめて、覚悟をしつつ一歩、一歩歩んでまいります。
今日は、この辺で失礼します。
守田 智司
最新記事 by 守田 智司 (全て見る)
- 愛知県立中高一貫校、2026年度入学選抜の倍率判明! - 2025年12月12日
- 「夜明けの手前を歩く」 Walking Before Dawn - 2025年12月12日
- AI時代の到来と“学び続ける力”──なぜリスキリングが必要なのか - 2025年12月11日
- 背中を押すのは塾。走るのは自分。きっかけをつかんだ子が伸びる理由 - 2025年12月11日
- 冬休みは「逆転の2ヶ月」──中学3年生がこの冬に必ずやるべき勉強と、正しい過ごし方 - 2025年12月9日

